2019年11月9日土曜日

雨のベルリンで天使の詩的な回顧録



水曜日からベルリンに来ています。
今から30年前に東西を分断していた壁が壊れました。

当時21歳の私は翌年に大学を辞め、その後の人生を象徴するかのようフリーター(当時はバイトで気ままに生きる人をさした)生活に入っていきます。ここから4年ほどは出版系、水商売、肉体労働と仕事をくるくると掛け持ちしつつ途中で一年半にわたる海外放浪(いわゆるバックパッカー)を挟んで25歳で渡米しました。1.5年金貯めて1.5年放浪、1年金貯めて渡米というサイクル。

半年以上に渡ってアジアで沈んだ後にたどり着いた欧州(アテネ)で、その圧倒的な西洋文化のきらびやかさに貧乏青年な私はとにかく萎縮していたような、、、そのせいなのかなんなのかドイツに興味がなく(壁崩壊の直後で人気だったにも関わらず)ギリシャ、イタリア、フランスあたりを1ヶ月ほどほっついた後はとっととNYへ渡ってしまったw そういえばドイツどころからイギリスもスペインも行ってない。当時のヨーロッパの思い出はアテネでボッタクられて、ローマで知り合ったナポリのイタリア人の家に居候して、パリでブルーチーズの衝撃から納豆が食べれるようになったくらいしかない。

渡った先のNYで労働意欲に狩られて当時新しかったマクロバイオティック料理のレストランでバイトしたという話はまた改めて、、、
今みたいなおしゃれさは全くなく暗ーい雰囲気のこだわりオタクの食べ物でした。
というわけで雨のベルリンで天使の詩は歌ってませんが、元気にやっています。明日帰るけどw
昨日、メルセデスが自社ビルに壁崩壊のストーリーをプロジェクションマッピングしていました。


グーグルのイラスト、ナイスですね