2018年11月10日土曜日

キッコーマンUSAとルーシーウォーカー


先日、千葉をこよなく愛する方と話していて醤油の起源の話となった。
そういえば醤油にまつわる仕事で、以前、連日千葉ロケだったことがあることを思い出した。

それは2012年、私がアメリカから帰国して2年。東北大震災の影響で海外からの仕事が激減し、復興ボランティアに明け暮れていた頃にアメリカ時代の知人を介して舞い込んだ仕事がキッコーマンUSAの仕事でした。


キッコーマンは日本企業で最初にアメリカに現地工場を作った会社として名高く、刺身が普及していないアメリカで醤油を売るには牛肉だと思いついた当時のセールスマンがスーパーで肉団子(ハンバーグ?)に醤油をかける実演販売を行なって普及させたことでも有名。*参照:デリシャスオンミート

この作品は300年の歴史も紹介するキッコーマンUSAとフードネットワークのタイアップドキュメンタリーでした。演出家は The Tsunami and the Cherry Blossom (2011)でアカデミー賞ドキュメタリー部門ノミニーのルーシーウォカーこれは東北震災のドキュメンタリーでこの作品の撮影を間接的に手伝っていたこともつながった理由の一つ。

彼女はその後サンダンスやらエミー賞やらなんやらとりまくって現在ではスーパー売れっ子になっています。先日もビムベンダース総指揮の元ブエナビスタソシアルクラブ2を演出しています。

で、この時のプロデューサーからの紹介でマイクロソフトウィンドウズ8の仕事につながり、その時の監督がCaleb Salain。彼との出会いからプロデュサー魂に火がついたのかもしれない。、その後彼とは某JアイドルのPVUQレクサス、と大クライアントの作品を一緒にやって、ついには先日オースティンフィルムフェスティバルを賞をいただいた短編「Demon」の出資&制作へとつながっていきます。そういえばVRを始めたのも彼の影響でした。

Calebに関しては何度か書いています。


どうやって仕事をとるんですか?


って聞かれることも多いですが、
つまりはこうやってとるんです。


と改めて思いだした。

結局いろんなことはやってきたことの延長にしかない。
慌ててなんかやってもしょうがない、結果に繋がるのは
ずっと後だ。

だからこそ、

そう文字通り

「Make haste slowly 急がば回れ」

なのかなぁと。

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