2011年10月30日日曜日

日本よ大志を抱け!

産業分野では大成功し日本の地位は世界的に確立されています。
文化ではどうでしょうか?
全体的にはかなり浸透しているし、
アニメ、ゲームでは商業的にも成功しているものも少なくないです。あとは音楽、ファッション、映画などでしょうか。
アメリカに住んで、エンターテイメントの片隅で仕事をしている頃、

現地でハリウッドでの日本文化の位置づけにはなにかと考えさせられる事が多かった。
日本の良いものが今以上にもっともっと評価されればいいのに、戦略を間違っている事が多く、常々歯がゆいと常々思ってきました。
それはもっとも確実に成功して行けると思える分野がオタクというかサブカルだと思うからです。




最近秋葉アイドルの仕事(アイドル図鑑)に関わったりもしていたので

結局世界に通用するのはここだよな〜という思いを新たにしました。
 





その辺のことをブログに書こうと思ってその辺のネタを
しこしこと集めておりました。


米国トヨタ CM TOYOTA × 初音ミク

なんと北米用のCMに出演です。車のCMは日本同様に広告界で比重は大きく、CMに出たいというアーティストは沢山いる事でしょう。それを押しのけての出演。単純にスゴイです。




ピンクの髪にタトゥー、新バービー人形に賛否両論
デザインを描いているtokidokiはイタリア系アメリカ人なのですが、ご覧の通り日本的なものに感化されまくりです。ちなみにバービーは発売同時の売り切れです。

 



Kyary Pamyu Pamyu’s “PONPONPON” tops iTunes charts in Finland + Belgium 

原宿出身のキャリーパミュパミュです。 フィンランドやベルギーでituneでダウンロードが一位になったり。アメリカのMTVでも"One of the craziest videos ever!" と大絶賛されました。じつは彼女は大企業のグローバル・キャンペーンのイメージガールの話しもあるとかないとか...


かつてのパフィ(HiHI Puffy Ami Yumi)が成功と言えるかどうかはわかりませんが、そ
こそこにの成果を収めたとは言えるでしょう。














サザビーズのオークション(NY)で制作したフィギュアが1516万ドル(約16億円)で落札されたポップアーティストの村上隆氏は
”戦後の日本の美術界が西洋のモノマネで終わっていたが、マンガやアニメの表現方法で日本独自の芸術性が欧米のアートシーンの文脈に乗って紹介することで日本人独自の方法論でも世界のアートシーンで戦えると考えているという”
 と語っています。

ちなみに氏の”芸術起業論”はお薦めです。



でこれらをまとめて日本文化海外進出みたいなブログを書こうと思っていたのですが、うまくまとまらずに放置していました。先日の秋元氏のブログを見て驚きました。

まさに書きたかったような事を全て書いてくれていました。しかもさすが秋元氏です。
当然私なんかよりも遥かに簡潔で判りやすく、諸々色々凄すぎて面白すぎです。
なのでもうまとめるのやめちゃって、こちらを紹介しておきます。


*日本のコンテンツはなぜ海外で勝てないか
――AKB48生みの親、秋元康氏が語る

”AKB48はニューヨークやロサンゼルスで公演してきましたが、はじめの3曲はお客さんがドン引きしていました。歌がヘタで、ダンスもヘタですから。でも4曲目から突然、盛り上がった。熱気と一生懸命さ。ここにAKB48の勝機がある。

僕 らは欧米に憧れて、音楽やファッションを真似してきました。でも同じことをやっても彼らは越えられないんです。日本人が同じことをやったって相手にしれく れない。でも、例えば日本のホラーは海外でブームになりました。リングのリメイク、呪怨のリメイクが出たりして、つまり日本にしかない「怨念」みたいな感 覚がウケた。日本にしかないもので挑戦すればいいんです。”
”周りを見ながら作るのではなく、自分が良いと思うものを作る。止まっている時計は1日に2度、正しい時間を示します。でも周りをうかがっていると絶対に合わない。正しい時間を追いかけ続けるだけです。”

時計の話しカッコいいですよね。ぜひ全文読んでみて下さい。





まぁ、私としては海外を日本に紹介するよりも
日本を海外に紹介するお手伝いが出来たらいいなぁとと思いつつも仕事は前者の方が多かったり。あ、でも海外クルーを日本入りをサポートしているから広義では一緒か。

でも自分が大好きなアニメとかマンガとか映画とかもっともっと海外に売り込みたいですね〜!





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今回のとは若干主旨がずれますが、私の好きなブロガーとりんちさんがマンガという文化について考察しておられます。前半はアートしてのまんがの意見交換、後半はNY公立図書館で開かれた絵本展についてです。余り日本では見かけない角度からでとても面白いです。

Murray Hill Journal:

アートとしてのコミック

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