2012年4月8日日曜日

メディア陰謀論を共有する人たち:小田島隆さん

自称ひきこもり系コラムニスト小田島隆さんのブログが面白かった。



メディア陰謀論を共有する人たち

 ”マスメディア発の情報を鵜呑みにしないということころまでは良い。
 複数の情報源をクロスチェックする態度が一般化しつつあることも、基本的には歓迎すべき傾向なのだと思っている。
 でも、一部の人々は、疑うだけでは満足せず、一定の予断を持って情報を読み解きにかかる作業を習慣化している。と、この読み方は、「邪推」を生む。別の言葉で言えば、陰謀論だ。
 さよう。私は、震災以来、陰謀論が大きな力を持ち始めていることに懸念を持っている。”
この部分はとても共感が持てます。私もリーマンショック直後にかなりこの陰謀論病にはまりかなりのめり込みました。
 ”欠点を持っているということと、本質的に邪悪だというのは話が別だ。
 交通事故を起こすクルマが一定数存在することが事実であるのだとしても、そのことは、すべてのドライバーが潜在的な殺意を抱いていることの証明にはならない。ふつうに考えれば誰にでもわかることだ。”
 雪が降るのはスキー産業の陰謀のせいではない。
 が、陰謀論に固執する人たちは、あらゆる害悪について、「犯人」を探そうとする。
これはいい例えだな〜。この後展開する”春一番は桶谷の陰謀”は最高に笑えます。是非本文をご一読ください。

結局陰謀論って、犯人つまり物事の原因を特定する事で安心したい群集心理だと思う。理解しがたい不条理な事が起きたと時にこれはこうだからこうなったという理屈があると安心できる。占いとか、血液型とか、と同じだと思う。冷静に考えればんな訳ねーだろだと思うですけどね。


氏の本も面白そうなのでポチっちゃいました。










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