2013年10月26日土曜日

木を切るのか斧を研ぐのか?

『さびた斧で木を切らずに斧を研げ!』

自己啓発の神本「七つの習慣」に出てくる
「ノコギリの刃を研いでいるヒマなんてないさ、木を切るのだけでせいいっぱいだ!」(アレンジ=チャーニー)
この木こりの挿話はそこら中のセミナーとかでも使われているようです。


切れない斧(自分)で木を切らずにまずは研ぎなさい(自分を磨く)



的なことのようです。私はさらっと飛ばし読みなので良く覚えてませんが、、、




で、斧を研げと言われた人達の多くは「斧を研ぐ研ぎ石を探して時間つぶしたり」「研ぎ方がわからないとわめいたり」「元々研ぐ価値がないと嘆いたり」、、、

私は単純にそんなもんは研げる斧を借りてくるなりチェーンソーを使うなりして、とっとと一本目の木なんか切っちまえよ。目的は斧を研ぐことではなく木を切ること。手段が目的になった時点で時間の浪費は始まると思っています。学校も習い事が死ぬほど嫌い(大学中退どころか自動車教習所も中退)な私なんて研いだことないし、
切れない自分の斧でも切れる所を探して切ってます。

 
もう一つ似たような例えで

「6時間で木を切り倒せと言われたら、
私は最初の4時間は斧を研ぐ事に使いたい」
 by リンカーン



こっちの方が個人的にはすっきり出来ます。

リンカーンは準備を怠るなって言う意味だけど、

「七つの習慣」は斧=自分。 だから、、、
 

自分をみがけ!自己啓発バンザイ!!

はいはい、、、
ちょっと苦手です私はこういうの。

「○×道」みたいな考え方も根底にはあるんでしょうね。
宮本武蔵のような求道者は物語としてはカッコいいけど、現実には生きるということはもっと泥臭い。

宮本武蔵 全8冊   吉川英治歴史時代文庫


FBで
「ドリルを買いに来た人が欲しいのは、ドリルではなく穴である」

というのも教えてもらいました。

でもそれはすでに相当にIQ高すぎですよね。そもそも自分に必要な物が見えてない人にましてや他人の必要な物が何かをわかれなんて、、、2段階レベルが上がってます。




最近気づいたこと「頑張ります」は挨拶。

仕事なんだから頑張るのは当たり前なんだからいちいち言うなよと思うことがよくあるけど、相手に対して誠意を表したい時にこの言葉ってすごく便利なんだよね。英語のdo my bestもよりも頻繁に聞く気がするのは礼儀正しく聞こえるからだろうな。

目的のための手段なのに手段が目的になっている。出来ることからやることと目的を持たないことは違う。目の前のことをやることはそもそも当たり前だ。自分も含め男子にありがちこれは本当に自分のやりたいこととは違う>オレの仕事じゃない>何処かに正解があるはず、、、自分探し〜〜〜

私は一年間ほど世界放浪したり海外に住んだりしてもいまだに自分のやりたいことなんてわかりません。生きて行く術は何となく学んだけど。

目の前の出来ることを全力でやることは対価としてお金をもらっていれば当たり前だ。そんなもんは頑張る以前の問題。というより頑張らなくても出来るならそれで良い。頑張ったから出来なくても認めて下さいって甘えているヤツよりよっぽどいい。私自身は自分から動くのがおっくうなので、頼まれた仕事に面白みをみつけて全力でやる。


社会的にも人としても「これだけはやっとかないとまずいでしょう」ってことだけをやり、どうしてもやりたくないことから逃げつづけて生きていても意外と面白おかしく生きて行けることを証明しようと思っています。


これからも頑張って生きて行きます。



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