2011年8月9日火曜日

怒鳴る!

二日間連続で息子のバスケ大会と
娘のチアリーディングのコンペを見て思った事。
ちなみに結果はどちらも参加賞でした。

息子はロスにいた頃地元のボランティアで
形成されたバスケ倶楽部に入っていた。
彼自身より親の方が驚いているが、
とにかく日本のミニバスのコーチは良く怒鳴る。
我がチームだけではない、他のチームもである。
大体どのチームもコーチは3人ほどいて、
そのうちの1人はほぼ確実にどなり型。
アメリカで主流の褒めてのばすタイプのコーチ
は日本には圧倒的に少ない。

息子のアメリカでのバスケチームのコーチは
最初に若い女性だった。あまりしからずただ甘いだけで、
チームもまとまりがつかず親同士で何度も集まって相談した。
途中から大学生と高校生の二人に変わり
怒鳴るという事はないがこんこんと理論を説明して、
教えるタイプの二人だった。
ある時をさかいにチームは見違えるほど強くなっていきました。

娘の日本のチアリーディングのコーチも怖いらしい。
こちらは練習を見た事がないので妻からの
又聞きではあるが相当にどなるらしい。
娘もアメリカでは地元のチアチームに所属していた。
コーチは幼児、低学年、高学年と
全ての学年で二年連続で地区優勝をさせているほど優秀。
おそらく20代後半と思われる彼女は一切どならなかった。
厳しくはあったが、声を荒げるという事はなかった。
娘にも聞いてみたが怒られた事はないと言っていた。
だが、子供達からは絶大な信頼を得ていました。
日本以上にワイルドな子供が多いアメリカで、
コーチの言う事をピッタときくのをみて感心したものです。

しかり方が日本はどうにも”怒鳴る”という人が多いようだ。
またこの傾向は若いコーチよりも年配のコーチに多く感じられる。
ただいわゆるしかるとおこるのように、
感情的に怒っているという訳ではないらしい。
注意の仕方が怒鳴るなのだ。
つまりある程度はテクニックなのかもしれない。
厳しいことと威圧する事は違うと思う。
もしも怒鳴られて辞めるような弱い気力のやつはダメだみたいな、
精神論が未だに主流なのはいかなるもんだろうか...

だとすれば、人口が二倍足らずのアメリカが10倍の数のメダルを
取れる要素としてコーチの質の差が良くあげられているが、
この辺にも理由はあるような気がする。



*背景的な事
−息子のバスケ
アメリカ:
いわゆるプライベートのクラブチーム形式です。
母体は日系人団体(この辺の裏事情はまた別の機会に)。
年間で300ドルくらいを体育館使用料や大会参加費として払っています。
コーチは一応団体から派遣されてきますが、ボランティアです。
練習は週一回60分
大会等は学年制で運営は母体団体が行ってくれます。


日本:
いわゆるミにバスです。地域のチームで、月々1500円です。
こちらもコーチはボランティアです。
練習は週三回+合宿やらなんやら。
練習量はかなり多いです。
レフリーやTKも子供達が行います。
大会の運営もPTAがかなりの部分をになっています。
大会は低学年、高学年。

−娘のチアリーディング
アメリカ:
チアリーディング団体が普及のために行っている活動の一環
一回7ドル/45分
服代:90ドルで、服、髪留め、靴下、ぽんぽんなど一式
大会は低学年、高学年。

日本:
ジム所属のカルチャースクール
月7000円/60分
服代:服だけで1万8千円!
大会は低学年、高学年。


*息子のバスケに関しては一年ほど前に
こちらにも書いていますのでお暇な方はどうぞ
バスケットボールとBasketBall

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