2012年3月31日土曜日

仕事請負人


照明、ロケバス、土壇場でぶっ込んだ美術のみ既知、海外からの監督、プロデューサー、DP、国内からのPM、AD、キャスティングD、撮影部、スタイリストはすべて初めて。
このメンバーで臨んだ今回の”Calvin Haris 東京ロケ請け負い”。
いい感じにまとまりめちゃくちゃなスケジュールと低予算を無事乗り切りました。
私が今回やった事と言えばはみんなを集めた事と怖い人がでて来た時の対応ぐらい。
関係者の皆様本当にありがとうございます。あとはあがりが良くなる事を願うばかり。

一つの案件に対して、各スペシャリストを集めてプロジェクトを遂行。終わったら解散。傭兵混成部隊な感じはたまらなく楽しい。そこにはなれ合いも甘えもない。純粋に仕事の遂行とクオリティーの向上のみをめざす。気分はフランス外人部隊。

このあえて自分のチームをつくらない楽しさは意外とわかってもらえない。特に日本では。
(もちろん作りたいときもあるけどね...)

私は何でも屋なのでいろんな案件が持ち込まれる。撮影コーディネートだったり、企画の相談だったり、商談だったり...自分の会社で社員を雇って全ての案件を社内で対応できるようにして行くというのが多くの人が考える手法だし社長としては正しいだろう。でも内容が多岐に渡ればわたるほど当然苦手分野も出てくる訳でクオリティーの維持は難しい。そこで社内ではなく社外の人間で適材適所を配するやり方を取っています。

日本人はスペシャリストが集まってチームをつくり難事にあたっていく事が大好きです。ワンピースや009、さらには戦隊モノなんかもそう。でもこれらは基本は固定メンバーでメンツの変動があまりない。
アメリカでは単独のヒーロもののほうが多く、そういう意味では特攻野郎Aチームやチャーリーズエンジェルはわりと例外的なかんじ。たしかにこれらはカッコいいし憧れる。少年ジャンプ式の”仲間”って感じも嫌いじゃない。でもこのレベルの人材を集めて常時抱えるコストは莫大だ。

シリコンバレー辺りのベンチャーキャピタルはプロ集団を集める傭兵方式を突き詰めている。面白いアイデアを持っている人がいたら、資本提供者を始めとして、会社立ち上げに詳しい人、経理、弁護士、プロジェクトマネージャーなどが一気にそれビジネス化してくれる。つまり会社単位で仕掛けてIPOして会社ごと売っちゃうとこまでというすごい話しです。アイデアマンをヒーローとして盛り上げるプロ集団って感じでしょうか。ファンドといわれる連中も基本はこれですね。必ずゼロからみんなで立ち上げようと言う形体は日本のみならず世界中で普遍的方法だけど、上記のようなアメリカで積極的に行われているこういう手法は埋もれたアイデアを掘り出すという意味でも非常に有意義だと思う。

ま、そんな大げさな話しはともかく私としてはもうすこしゆるくOceans11みたいに必要なときに集まってもらう感じでしょうか。仕事の内容によって集めるメンツを少しづづ入れ替えながら、事にあたる。目指す所はこんな感じでしょうか。

そのためには日々のネットワーク作りが一番重要。同じ組織の中での人間関係よりも外での人間関係造りに励む方が楽しいと思えるのも大きいかも。

さらにいえば新しい人とやると新しい発見があってストレスと同量くらいの楽しさがある。予測できない面白さはかなりの刺激になります。これは完全に個人の趣味の問題ですが...そもそも飽きっぽいので同じ人とずっと一緒はツライ。

色々語って来て最後は結局自分の趣味嗜好でしたとさ。


2012年3月29日木曜日

世代間闘争


先日、えらく混んでいるバスの中で、入口付近でビクとも動かないじーさん。親の顔を見たくなる若者よりも、一体どんな人生を送ったらこうなるんだっていう大人の方が遥かに多いように思う。その数分後、同じ車内にてあかん坊を抱えたお母さんの通路をふさぐじーさん(上記と別)。通りますよと声をかけたら、ムッと睨んで、空いた席に強行移動。批判覚悟でいうけど、年金必要かと思う瞬間です。こういった個人的な小さな経験と言うミクロなケースを政策というマクロな問題としてで考えてはいけないとは思いつつもやはり非常識なの見るとね...。

マナーの悪い人の数が一定だとすると少子高齢化も手伝って若い人の3倍近い人口がいる中高年には3倍の素行問題者がいることになる。長く生きても学習しない人はしないんだなと。。。こういう御仁に限ってゆとり教育は~とか、私が若い頃は~とか語ってたりもする。自戒を込めて

最近、各国で高齢企業家が沢山出現し成功を収めている。信用、人脈、資金、経験、すべてにおいて若手より豊富。今後は定年起業がブームになるかもなんて言う人もいるくらい。つまり本来であればこれくらい若者よりも資質的には優れているのだ。それでも起業が若者に多く、また求められるのは、新しい事に挑戦としようとする意思の差なんだろうな、、、

世界で唯一温泉に入る地獄谷の猿の群れ。45年前から入浴するようになったそうだが、始まりは一匹の小猿からだったそうだ。その後群れの中に伝播したらしい。さらに猿の入浴習慣は餌付けをされた猿達が餌を待つ間の時間に始まったようです。つまり暇を持て余した若者が新しいリクリーエションを考案したって事ですね。人間も猿も一緒だな...集団の行動様式を変える革新派はやはり”若者”かとふと思った。 

世代間闘争をあおるつもりは毛頭ないです。むしろ無謀な事に挑戦する若者を知恵と経験でバックアップする老人、信用と人脈で起業した老人を斬新な手法で突き進む先鋒役な若者というようなステレオタイプなパターンだけではない、色々と素敵なコンビが生まれると言いなと思う今日この頃です。

2012年3月28日水曜日

真っ白なパズル

宇宙兄弟4巻に出て来た真っ白なパズルを東急ハンズで見つけました。





これって本当にNASAでやってるんでしょうかね。
ハンズでは宇宙兄弟のことは書いていませんでしたが、
案外ネタ元は漫画の方じゃないかといぶかってみたり...

とりあえず試してみましたが3分で断念。実は結構パズル好きなんですが、尋常じゃない難しさです。必要なのは根気のみ。さすがに購入する気にはなれませんでした。



以前ペンの宇宙特集でNASAに始まり加熱し始めているアメリカの宇宙産業を取材しました。日本でもホリエモンが民間で宇宙船を上げるべく頑張っているのでひっそり応援しています。収監でいろいろ伸びてしまっているのが残念です。



宇宙兄弟は最新刊が出ました。映画で盛り上がっていますが、漫画から実写で成功するのは難しいのでどうなるんでしょうね。
連載のオモシロ沸点は大体10〜20巻、それを過ぎると急速に勢いを失う事が多いのですが、いまのところはまだまだまだ面白いです。このテンションをぜひとも保ってほしい。





2012年3月26日月曜日

ミライ系NEW HORIZON

かつて中学の英語の授業で使っていたあのNewHorizonの大人用が出ました。
Iphoneを使ったARを実装する等なかなかの頑張りぶりです。
内容そのものもさることながらかなりな萌絵です。
大嫌いだった英語の勉強もこれなら楽しくなれるかも(笑)






あらすじ(公式サイトより抜粋)

******************
父親の仕事の関係で、中学の途中でアメリカに渡ったケン。子どもの頃からの夢だったテレビ局での仕事に就き、順風満帆な生活を送っていた。
そんな時、日本への異動を命じられ、久しぶりに日本へ帰国することに。
帰国後、中学時代の一番の親友、マイクを見舞った病院で、同じ中学の同級生だったユミと思いがけず再会する。
「こ、これがあのユミかよ?信じられない」
そう、久しぶりに見るユミはとんでもなくかわいくなっていた!!
一方、ケンと高校の同級生だったルーシーもケンを追って日本へやってきて・・・
******************
なかなかの神展開です。

2チャンでも話題になってます。
【ニュース】ちょwww英語の教科書のKenとYumiがすげえwwwwww


試しに買ってみてもいいですかね...



2012年3月19日月曜日

なんてね...

現状を把握する事と問題に対処する事は違う。また、マクロで正しいであろう事とミクロにおける行動の正しさも=ではない。結局は現実と希望と理性と理屈とその場主義で動いてるよね。そこには論理的な整合性も無ければ筋道だった理論も無い。あるのはただただ泥くさい人間らしさだけ。

そういう人間くささのようなものは政治家だろうが官僚だろうが日本人だろうがアメリカ人だろうがみんな一緒だ。結局はエゴとエゴのぶつかり合いで社会はできている。自分の居場所は自分で確保するしかない。誰かが用意してくれると思うから、用意されていない事に腹が立つ。

他人を怒る前にやらない/やれない自分に怒る。他人に期待しないで自分に期待。いつやってくれるかわからない他人を”アテ”にして生きて行くほど人生は長くないと思ってる。
やりたい事をやりたい時にやってるだけで精一杯です。

ってか!!

2012年3月18日日曜日

「大きな約束」椎名誠

久しぶりに椎名誠を読みました。
大ベストセラーとなった岳物語、続岳物語のその後です。大きくなった岳少年はアメリカに渡り風太くんが生まれます。物語の中心は父親と息子から、爺と孫へと変わりました。





昔から大好きではありましたが、最近すっかり遠ざかっていた椎名ワールド。相変わらずの軽快さでサッラッと読めます。

昔ほど怒ってないというか丸くなった感じが全体ににじみ出ています。それはそれでほんわかして良いなと思うと同時に物足りなくも感じました。

以前はゆでたうどんに鰹節とマヨネーズと醤油ぶかっけを常食としていたようですが、
最近は蕎麦にラー油と醤油ぶかっけにハマっているようです。基本的にえいやっとぶかっけるのがお好きなんだな〜と妙に感心。

岳物語で椎名さんが別のエッセイで書かれていた話しを良く思い出します。
岳君の中学生の時の担任が小説のファンで、自分の持っていた岳君の印象と本人が違うという事を三者面談だかなんだかで告げられたというような話し。これは色々と複雑だよな〜と今でも時々考えます。初見の時は猛烈に岳君に同情した。有名人を身内に持つと大なり小なりこのような事は起こってしまうし、特にこの場合は物語そのものの主人公ですからね。でも、そういうことに向き合って一生懸命対応しようとしている椎名さんの姿勢も大好きです。年月を経てこの話しについて思う事は少しづ変わってきました。今読んだら完全に椎名さん側に感情移入だろうな〜。







2012年3月17日土曜日

最小と最大


最小から最大まで視覚できるこのページは面白いです!
見てて飽きない。子供に見せたらけっこう色々といじって遊んでました。
日本語版も出てほしいですね。

バージョンは二つあります。

全体を見るのはこちらの方が
http://htwins.net/scale2/


クリックすると物体の詳細が出てきます。
サイズ基準で作られた百科事典のようなものです。


10-6乗あたりに赤血球 
10-8乗あたりにHIVウイルス
10-24乗で最近光速を超えたと話題になりつつも
残念ながら実験ミスだったニュートリノ登場
10-35乗が最小です。

大きい方は
10の7乗辺り地球が出てきます。
10の6乗あたりで銀河です。
最大は10の26乗で観測可能な宇宙のサイズです。



で、ふっと思いました、日本語のサイズ単位っておもしろいといいうか美しい。

もう10の52乗あたりから神秘的です。
恒河沙(ごうがしゃ)<阿僧祇(あそうぎ)<那由他(なゆた)<不可思議(ふかしぎ)<無量大数(むりょうたいすう)

なんかもうとにかくでかいって感じはつたわってきますね。無限大数って言うのもあったような気がします。小学生の時によく使ったな。

小さい方は10の−13乗あたりからステキです。
模糊(もこ)>逡巡(しゅんじゅん)>須臾(しゅゆ)>畯息(しゅんそく)
>弾指(だんし)>刹那(せつな)>六徳(りっとく)虚空(こくう)>
清浄(せいじょう)>阿頼耶(あらや)>阿摩羅(あまら)
>涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)

最近流行ってる子供の名前と言うかワンピの技かって感じですね。
曖昧模糊はぼんやりしたって意味ですが、語源はどこかでつながってるんでしょうね。
逡巡も思い悩むって意味もあるし、小さい方は色々と意味が深いです。畯息とかは何かわかりますね。刹那はわりと良く使いますね、もちろん単位としてではないですが。大きい方と同様に全体的に仏教的な言葉が多いですね。最後なんて涅槃ですから。

さらに驚きなのはこれらの漢字が読み方をうてばビッシと変換できた事。変換ダメなマックにしては良くやったって感じです。

詳しくお勉強したい方はこちらをどうぞWIKI単位一覧

2012年3月9日金曜日

明日には夢叶う 追記

たけしさんも同じ事をおしゃっておりました


ビートたけし「理解ある父親なんてもんになる必要はない」



 "今じゃ世の中豊かになって、たいがいのモノは手に入るようになった。それで、親も子供も世の中も「努力すれば夢は叶う」と勘違いしてしまったのかもしれない。でも本当は「努力すれば叶う夢もごくまれにある」ってことなんだよ。"

2012年3月7日水曜日

明日には夢叶う?


いろいろと物議を醸し出している

およそ「あきらめなければ夢は必ずかなう」ほど悪質な言説はないと思う。こういうコトバが幅をきかすと夢を途中であきらめる若者は「夢がかなわなかったのは私が途中であきらめたからだ」という自責の念をしょいこまなければならなくなる。

から始まる一連のツイートです。
以前山田太一さんも同じような事(頑張れば夢は叶うは幻想、傲慢)を言って問題にされていましたね。

当たり前ですがどのレベルの夢かってこともありますが、この場合は漫画家とかある程度特殊なポジションの人たちの話しです。
漫画家とか野球選手とかの場合、才能もあって、努力もしてあきらめないでそれでもなれるかどうかわからない。それをその道のプロでもなんでもない親やまわりが「あきらめなければ夢はかなう」なんて無責任だとは思う。ってことではないでしょうか。

本人が納得して努力してるならそれでいいとは思います。
難しいのはやめ時。ぎりぎりまで頑張ってだめならとかやれるとこまでやってみてとは良く言われますが、では”ぎりぎり”とは”やれるとこまで”とはいつまでなんでしょう...
モーニングの名物編集長で多くの有名漫画家を育てた氏が放つ言葉の持つ意味は重い。

むしろ氏が言いたかったのはこちらだと思う

周りにどう言われようと自分の才能を信じることも大事。そう思える人はあきらめずにがんばってください。でもそう思い続けるのが困難になったとき、別の道をさがすのはちっとも悪くない。というか、さがしなさい。自分の人生なんだから。

「あきらめたらそこでおわり」という安斎監督の名言が挫折を挫折と感じさせず、ずるずると引き際を見失って亡霊化している漫画家志望、ミュージシャン志望、カメラマン志望etc...
引き際の美学を語る名言があるといいんですけどね。
興味深い事に同じ作者である井上雄彦が描いているバガボンドではあきらめろと説いてるんですね。この矛盾こそが夢を追うという事なのかなと思ったりまします。









ちなみに上記の山田太一さんも下記のようにおしゃっています。
”「そんなにうまくいかないのが普通なんです。その普通がいいんだと思わなければ、挫折感ばかり抱えて心を病んでしまう」”
”「僕は一握りの成功者が『頑張れば夢はかなう』と言うのは傲慢だと思っています。多くの人が前向きに生きるには、可能性のよき断念こそ必要ではないでしょうか」”

___________________
そしてこの一連のつぶやきに対して多くの漫画家が反応しました。むしろこちらの方が面白いです。


少しだけ抜粋してみます。


鍋島 雅治(築地魚河岸三代目、東京地検特捜部長・鬼島平八郎他)

アカウント: @SANNDAIME29

いわんとする事はよくわかるとした上で:
ある程度は頑張らんと向いているかいないかさえもよう分からん

”また、ちなみに、いわゆる夢を叶えた成功したと世間で言われる人達に成功の理由の本音のとこを聞くと「努力したから」「諦めなかったから」とは言わない。「運が良かった」という人が多い。それは彼らが自分以上に才能があり、自分よりも努力したのに目が出なかった人をいっぱい見ているからだ。”

”それは彼らが「運任せで、頑張らなかった」という意味ではない。運も努力できる事も、その人の才能であり性格であり実力なのだ。 そして、その「運」の確率を上げる方法は、打席数を増やす事であり、実力をあげる事、そのためには努力しかない。のも事実なんだよね。さ、俺も頑張ろう。っと。以上。”

これはもう禿同です。私が常々思っている事を端的にまとめてくれています。




安永航一郎(巨乳ハンター他) 

アカウント: @zuboc

”『クリエイター志望者必見の至言』みたいに褒め上げる向きもございますが、『宝くじは買ったからといって当たるとは限らない。でも買わないと絶対当たらない』『宝くじに全財産つっこむ前に気付け』とおっしゃってるだけです。”

至言ですね。


喜多野土竜(Manzemi他)
アカウント:@mogura2001
”鳥山明先生とか、仕事辞めてブラブラしてる時にジャンプの漫画賞を見て、コレなら楽勝と思って応募して、実際に楽勝だった訳で。才能ある人は、だいたい投稿3作以内でデビューしちゃう人がほとんどな訳で。苦節何十作というのは少数派。自分がデビューに関わった漫画家は、9割が立直一発ツモでした。”

これが現実なんです。天才は本当に天才なんですよね。





ちょっと違うたとえかもしれませんが、某有名プロダクションのスカウトの人から聞いた話しです。
スカウトされてデビューする子はほとんど原宿に初めて来たときに声をかけられているそうです。つまり渋谷とか原宿に何度も行ってスカウトをされないというのはやはりプロの目から見て光るものがないってことだったりする。私のまわりでも終始、いい子いない?いい作家いない?いい○○?いいXX。。。とそれこそ鵜の目鷹の目で才能を探しています。それでもどこにも引っかからないというのはやはり資質に問題があると言わざるをえない。そうしてようやく入り口にたてたとしても売れるかどうかわからないし。売れたとしても何年にも渡って続くとは限らない。徹底的に冷酷で残酷な世界なんですよね。

そんな中でどこで見切りをつけるかは難しい問題です。やはり本人が納得がいくまでとしか言わざるをえないでしょうね。まわりの大人が安易のこの言葉を口にして追い込むべきではないとしみじみ思うんです。

なんて言っておりますが私は年末のブログでこんな画像を貼っています。

今年を振り返って

Winners Never Quit
Quitters Never Win 
by Vince Lombardi

勝者は絶対にやめない。
やめる奴は絶対に勝てない。

そしてこんな言葉も思い出してしまいました。
小学校の頃に何度も書かされました。

為せば成る為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり 
by 上杉鷹山


人間とはかくも矛盾を背負って生きているものなんですね...



________________________
ちなみにちょっと古いですが島田編集長が以前つぶやいた編集論が好きです。
私はこれをみて氏をフォローし始めました。
アカウント:@asashima1


”ある作品をある作品と並べたとき、単独で読んでいたときとはちがった見え方をしてきます。一見共通項のない10本の作品が、ひとつの場に集まるとそこに新たな意味があらわれてくる。”

”これが「編集」という作業のひとつの本質ではあると思う。自分で雑誌一冊編集してみるとつくづく体感できる。単純といえば単純な作業だけど、「集めて並べる」ってのは実はそれだけである程度創造的な行為にもなりうるってこと。”

”出版社の既得権益の話がよく出るけど、流通の話だけじゃなくて「編集権」も既得権益。これから一般読者もいろんな意味で「編集」ができるようになりうる。それを門戸開放したがるとことしたがらないとことが出てくるだろうけど。”

”「仮に出版社がなくなったとしても編集という職業はなくならない」という議論があるけど、そんなに単純なもんでもないかもしれない。編集という「作業」はなくならないだろうが「職業」としては成立しなくなる可能性はあるでしょう。
これから「編集者」をやりたい若い人はそのへんのことまでよく考えてほしい。でも、ほんとに好きなら「職業」になろうがなるまいがやればいい。ほかのことでメシ食いながらやるなんてスタイルも出てくるでしょう。”

”それと状況がどうなろうとそれをどうにかしてマネタイズしていく方法はある。一番言いたいのはそのことです。プリミティブな意味での「編集」が成立しなくなってくるなら、「編集」概念そのものをもっと進化させればいいってこと。
だから今まで以上に「誰も考えつかなかったやりかた」ってのが重要になってくるってわけ。ここまで読んでそれでも編集者になってみたい人はぜひ目指してみてください。そういう人が新しい編集者になっていくのでしょう。”


追記

2012年3月6日火曜日

江ノ島水族館とビーチクリーン

先日家族で江ノ島水族館へ行ってきました。
ちょうどビーチクリーンをやっていたので参加してきました。




江ノ島の浜辺は思ったよりもキレイでした。


ゴミ広いグッズは貸してくれました


近所の陸上部がトレーニングしていました。

他は知らんけど少なくとも米国サンタモニカよりは遥かにきれいなことは確か。シーズンオフとはいえ人も沢山いたけどほんとにゴミが少なかった、最も目立ったのは”タバコの吸い殻”でした。


この水槽は圧巻です。


中にはくらげが入ってます。


江ノ島水族館、通称エノスイ。冬だからすいてるかと思いきや、しっかり混んでいました。米だと午前中は空いてるのにしっかりオープン同時狙いがいる所は日本っぽい。ま、でも我慢できる範囲ではありましたが。水族館メグリストとしては、もう少しサインや人の流れを工夫してほしかった。しかし日本のいるかショーは全部同じだな。マニュアルでもあるのか?


江ノ島は現在浜辺がドンドン小さくなっているらしい。温暖化の影響というよりはレインボーブリッジを始めとした東京湾の環境変化が大きいらしい。



LA時代の感覚でピンポイントで行って帰ってくるスタイルに慣れすぎてた。せっかく一時間強もかけて車で江ノ島へ行ったんだから江島神社と洞窟とか寄って夕飯まで食べてくれば良かった。ツイッターで指摘されて気づく。なんとなく週末はウチご飯という頭になっていた。


狭いはずの日本なんだがどこへ行くにも時間がかかるので、出かける時は一日をフル活用した方がよいですね。



2012年3月5日月曜日

父メシ「ホットサンド」

昔は焼きサンドっていてたような気がするけど、
いつのころからかホットサンドになりましたね。
あとバターは外側に塗るといい感じです。
中身はサンドイッチとして存在しているものであれば、なんでもいいですし、
オヤキ感覚で和なものを入れても美味しいです。

ただ、ポイントとしては入れすぎない。特に電熱タイプは余り入らないので
要注意です。




ホットサンドプレートはアメリカにいた頃使っていたモノは電圧が違うのでフリマで売り飛ばしてきました。そこで日本にて昨年購入。でその時下記のような事をつぶやいておりました。アマゾンで調べたら2割近く安かったです。値段が落ちたのか、アマゾンが安いのかはわかりません。ちなみに購入したのは某大型家電ショップです。

某社 のホットサンドプレートaは取り替えプレート2枚ついて約11000円、bは3まいついて約8千円。プレートは別売りで2100円。abの機能差はなく、デザインの差だという。っていうほどの違いはどうしてもわからない。物の値段の摩訶不思議。


某社とはVitantonioです。ちなみに私はBであるこちらを購入しました。ワッフルは二回トライするも失敗しました。分量の加減が難しい...たいやきは未トライです。取り替えプレートは場所も取るのでちょっと存在意義が微妙となっています。ワッフルやたいやきを頻繁にやるのであれば別でしょうが...






某家電屋さんには無かったので見逃しましたが、キャンプ用品的な位置づけで直火式も色々出てるんですね。このタイプのほうが場所も取らないし、使い勝手はいいかもしれません。洗いやすいですしね。(これは何げに大きなポイントです)






なかでもでもこれはちょっと気になっています。


”ごはんを挟んで焼くとパリパリの手作りごはんせんべいが作れます。また厚く焼けば中はモッチリのライスサンドやおこげスープとしても楽しむことができます。 
大阪名物イカ焼きはもちろん、パンは耳までカリッとホットサンドに、工夫次第でおつまみからお菓子までいつもの食材がグッと美味しくなります。 
両面フライパンなので簡単にひっくり返せます。 
フッ素コーティングなので焦げ付きにくく、お手入れも楽にできます。”(商品説明抜粋) 
ディノスのオリジナル商品っぽいですが直火式です。真ん中の割れ目っていらないよなと常々思っていました。やばい欲しくなって来た...。

そのためにはVitantonioの行く先を考えねば...


でも一番欲しいのは昔ながらの鉄の直火式。
でも探すのは大変そうです。`

2012年3月4日日曜日

宇宙スッゲー

日本スッゲーでなつかしコピペを貼ったら宇宙ヤバイの話しが出て来たのでついでに貼っておきます。それにしても巧い。

”ヤバイ。宇宙ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
宇宙ヤバイ。
まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。
広いとかっても
「東京ドーム20個ぶんくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ無限。スゲェ!なんか単位とか無いの。何坪とか何㌶とかを超越してる。無限だし超広い。
しかも膨張してるらしい。ヤバイよ、膨張だよ。
だって普通は地球とか膨張しないじゃん。だって自分の部屋の廊下がだんだん伸びてったら困るじゃん。トイレとか超遠いとか困るっしょ。
通学路が伸びて、一年のときは徒歩10分だったのに、三年のときは自転車で二時間とか泣くっしょ。
だから地球とか膨張しない。話のわかるヤツだ。
けど宇宙はヤバイ。そんなの気にしない。膨張しまくり。最も遠くから到達する光とか観測してもよくわかんないくらい遠い。ヤバすぎ。
無限っていたけど、もしかしたら有限かもしんない。でも有限って事にすると
「じゃあ、宇宙の端の外側ってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あと超寒い。約1ケルビン。摂氏で言うと-272℃。ヤバイ。寒すぎ。バナナで釘打つ暇もなく死ぬ。怖い。
それに超何も無い。超ガラガラ。それに超のんびり。億年とか平気で出てくる。億年て。小学生でも言わねぇよ、最近。
なんつっても宇宙は馬力が凄い。無限とか平気だし。
うちらなんて無限とかたかだか積分計算で出てきただけで上手く扱えないから有限にしたり、fと置いてみたり、演算子使ったりするのに、
宇宙は全然平気。無限を無限のまま扱ってる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、宇宙のヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイ宇宙に出て行ったハッブルとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。”




*ネタ元はおそらく2chでオリジナルは多分10年くらい前。
*詠み人知らず

日本スッゲー


ちょっと懐かしいコピペを見つけたので貼っときます。


外人が日本人を特別視してるってのは、自分の歴史少しでも知ってたら誰でも分かるだろ。
まず、資源が全くないってことはすごいこと。もう両手両足もがれたぐらいのハンデ。
しかもすごいのは、米国の3分の1の人口、わずか25分の1の領土で、
その上そのただでさえ極小の国土の7割が山、山、山。なーんにもない、山・・・。
だから農業で輸出して食べていくことすらできない。条件からして最貧国でもおかしくない国。
そんな国が、100年ほど前で当時世界最強クラスだった露助とか清をあっさり倒して、
非白人国家で普通に白人常任倶楽部仲間入りしちゃってて、おまけに米国敵に回して
ガチで戦争して、世界で唯一米国本土爆撃して、英国の無敵艦隊フルボッコにして、
オランダ倒して、世界で唯一原爆落とさせるほどてこずらせて。しかも二発だよ。二発。
考えられない。敗戦とか言ってるけど日本のせいでアジアから白人の植民地全部消されたし。
しかも信じられないのは、戦争に負けてただでさえ何にもない国がさらに
インフラまで全部叩き潰されて、多額の賠償金まで背負わせて100%再起不能に
しといた極貧衰弱国家で、今度こそ生意気なイエローモンキーが消えて数百年は
ウザイ顔見ないで済むと思ってたら、直ちに再び白人社会に経済で参戦して来くさって、
参戦どころかごぼう抜きでたった2,30年であっという間に米国さえ抜いて世界第一位。
東京の土地だけで米国全土が買えるほどの呆れた価値になっちゃう程の超絶経済力で
世界中( ゚Д゚)ポカーン・・・状態。その後もずーっと二位維持。頭一本でそれ。
しかも経済の80%が内需。内需だけでそれ。金融とかでまだ全然進出してないし
車や家電、工業製品ももまだまだ進出しきってなくてそれ。もうキチガイの域。
伸びしろありすぎワロタ。戦後60年一発も打たずに侵略せずにこれ。何気に世界最長寿国とかなってる。
んで今度は漫画・アニメ・ゲーム。気がつけばハリウッドの規模とっくに超えてる。
アメリカの検索で一位になってるのが日本のアニメとか。世界中で一番人気の映像作品が日本のアニメとか。
極めつけは世界一長い国号、2000年のどの白人より長い王室ならぬ、その上の皇室保有。
エンペラーに代表される歴史。普通の神経してたらこんな国怖くて関わりたくない。

*世界一長い国号は日本という名称を使っている期間のこと。
*ネタ元はおそらく2chでオリジナルは多分10年くらい前。
*詠み人知らず

モノは言いようとはこういう事ですよね。一つの客観的事実をどのように見るかでなんとでも言える。私自身は日本スッゲーと思っています。

かの有名な宇宙スッゲー(宇宙ヤバイ)はこちら



2012年3月2日金曜日

スマスマのアニソン特集

先日のブログでも書いたヤマトの009をみた日にスマスマでなつかしアニソン特集をやっていました。色々と番宣絡んでますが、なんとも不思議なタイミングを感じました。

アニソン特集では中井や木村の年齢が私より5つしたということもあり若干年齢ターゲットからずれてた。「シティハンター」も「Drスランプ」も既に中学生だったのでアニメはみてなかったな〜。単純に自分が中学に入ってからは部活やら何やらで忙しくなり余りテレビを見なくなったって言うのも大きいだろう。

とりあえず再放送を除いてリアル年代だと、自分が小学生時にどんぴしゃなのは「ルパン三世」、「ヤッターマン」、「銀河鉄道999」、「機動戦士ガンダム」、「サイボーグ009」、「宇宙戦艦ヤマト」など。永井豪、松本零士からのガンダムという宇宙SFものの黎明期ですね。

「ベルサイユの薔薇」や「はいからさんがとおる」などの「エースを狙え」等の少女アニメが強かったのが70年代後期の特徴だな。80年代以降はこの分野は減少してるね。個人的にタッチはここに入ると思ってるけど。


「ドラゴンボール」、「北斗の拳」、「キン肉マン」こうやって考えると80年代以降トップを走りつづけている(一瞬マガジンに抜かれた)少年ジャンプはマンガとしてもアニメとしてもスゴイよな。個人的にはジャンプで読んでいたものがアニメになっているので声のイメージが違う等と思いより離れていたけど。
いずれにしても日本人の感性作りに善くも悪くも影響を与えていますよね。

親子カラオケ大会で子供達が稲妻イレブンばかりを歌うと嘆いていた家人もギャバンの歌を完全に覚えていたのには笑えました。三つ子の魂百までですね。