2016年8月21日日曜日

運動部神話?

盛り上がってることに対して斜に構えて
逆張りするのが楽しいので、引き続き
オリンピックを取り巻く環境どうよ?論です。

戦争に負けたせいもあるかもしれませんが、
多くの日本人はオリンピックで勝つことは
ジャイアントキリングだと思っている節がありますが、
米中露あたりを除く多くの国々からすれば
経済規模も人口も大きく豪華な設備と
優秀なトレーナーに囲まれた日本選手団は
スポ根漫画で言えば敵役です。
まさに花形です。




今朝、スポーツ人口の拡充のために手軽にスポーツができる施設の建設推進みたいなことをNHKでやっていた。

箱物行政の一環じゃねーのってことは置いといて、

そんなに金メダル必要なの?

オリンピックで金メダルが増えるよりも
ノーベル賞受賞者や新ビジネスの発案者が生まれる方が
世の中の役に立つんじゃないだろうか?

むしろ予算をあてるなら科学に触れられる施設や学校設備や図書館の充実やさらには研究機関への投資など、、、
そういった、より学術への興味を育てることも勝るとも劣らず重要だと思う。


そもそも私は極端な運動部神話に「?」です。

「縦社会で先輩からの理不尽な要求に盲目的付き合い」

を学ぶことはたしかに社会に出て一兵卒としての
質の担保になり現状を維持させることに適している。

でも

「知的好奇心への刺激と感動」

を学ばせることは発明や改革で現状打破を生み出す。
これって表面的に理不尽に見えることが実は理にかなっていると自分で気づける能力だったりもするので、
結果的には兵卒としてのパフォーマンスも高かったりするんですよね。

多くの仕事がロボットに取って代わられるこれからの時代に
求められる人材ってどっちなんでしょう、、、

仮にそういった施策がうまくいって東京オリンピックで
金メダルが増えても

「次はもっと!」「XXの種目でも!」「世界では何位!」

と要求に際限はないでしょうね。

そしてどこぞの高校のブラスバンド部のように半強制的に
自腹で甲子園へ応援(「断固たる決意」の危険性)と同じように、

「オリンピックの応援はやって当たり前だろうからやれ!」

まで昇華していく可能性だってある。
そして行き着く先はさらなる税金nお投入、、、

スポーツ人口拡充がダメだとは思っていませんが、
そこばかりに目が行くと本質を見誤るような、、、

”もやしっこ”とかいう言葉に代表されるような
(今は言わない?)
文系子供への圧力が、
”自然の場で遊ぶ中で体を動かそう的”なことならともかく、体もできてないうちから長時間ハードなトレーニングをさせる、甲子園どころかリトルリーグに代表される小中学生のスポーツが健全かどうかはかなり懐疑的です。

野山を駆け巡ることで体力と知的好奇心を学ばせることは
なんとなく正しいとは思うけど、体を動かすことの延長が
が勝ち負けに執拗にこだわる競技スポーツだとするとなんかちょっとね、、、
特に利き腕を酷使する多くのスポーツはそもそも
体にいいかも疑問ですし。


まぁいろいろ言いましたが、
今回オリンピックに出場された方、支えた方、
メダルを取れた取れないは別として、
まずはお疲れさまでした。(まだ少し残っていますが)

そして来月からのパラリンピックも楽しみにしております!


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