2013年2月26日火曜日

日本の柑橘類

いつの頃から東京で手に入る柑橘類の種類って豊富になっていったんでしょうか?

私が子供の頃は東京で食べられたのはミカン、伊予かん、ポンカンくらい。ゆずやスダチも高級感があって基本はレモン全盛でしたね。大学くらいの時に付き合っていた彼女から「ザボン」って美味しいんだよって言われてそんな変な名前のものはないって、馬鹿にして喧嘩になったことがありました。当時はネットがないからそう言う話しの信憑性を確かめるのが大変でした。


ロスにいた頃はさすがカリフォルニア、値段の安さもさることながら種類も豊富。とはいえオレンジ系が全盛なのでミカン(tangerine/mandarin orange)はあまりなかった。90年代に
種が多くて皮が固くゴツゴツしているが甘みは強いSatsumaという品種がスーパには良く出ていました。もちろん東京では見たことがなかったのですが、なんとなく日本を思い出せるので良く買っていました。話しはそれますが当時はリンゴのFujiも良く出ていました。これも日本のモノより小降りであまり美味しくなかった。

ここ数年は日本と同じ皮の柔らかい品種もMikanの表記で出ています。

 
で、日本に帰国すると知らぬ間に多くの柑橘類が市中に出回っていて驚きました。値段と品種の多さではそれでも LAのほうがまだまだ上でしょうが、味はぶっちぎりで日本です。日向夏、ユズ、ダイダイ、カボス、スダチ、シークヮーサー、ブンタン、などなど、、、、
シークヮーサーなんていつの間にか、結構な存在感出しちゃってるもんな。ある人から聞いたのですが、この小さい「ヮ」を使う言葉はシークヮーサーだけと聞きました。


高校の頃仲間内で腹が立った時に
「あったまったきんたま」
と言うのが流行ったのを思い出しました。
皮ごと食べるのですが、ちなみにとっても美味しいです「たまたま」


 



多分「伊予かん」か何かだと思うのですが、近所に植えられています。さすがに勝手に盗って食べちゃう訳にも行かないので気になっています。こんなに寒い東京でも柑橘類が出来るんですね。うーん食べてみたい。ちなみにこの写真は二月に撮影しています。






 

かつてのように全てがふざけた値段というわけもないですし、本当に技術革新と流通革命バンザイです。

値段もスゴイですが芸術品のようなフルーツならこちらでどうぞ!
*男二人はお断りです

2013年2月24日日曜日

ツモレル?

最近テレビの人達とのおつきあいが増えて、気になっていることがあります。

それは麻雀用語の多用。改めて考えてみると連チャン、トイメン(対面)、ちょんぼ、リー チなど、多くの言葉がかなり前から一般語化しているんですよね。でもTV業界に入るまで聞いたことがなかったのがツモる(出演承諾をとる)、配牌(オープンの時の配役)、多配(縁者が多すぎ)などにはちょっと違和感を感じてます。要するにマージャン牌と出演者を掛けている訳で、気分的には麻雀ゲームそのものと比喩している感じでしょうか。予想以上にトークが盛り上がった場合に「はねる」とも言うのですが、これなんかも満貫の上役であるハネ満の「はね」から来ているように思えます。




かつて程、麻雀が流行っているとは思えないし、そもそも使っている人達が麻雀をやっているとも思えない。だから耳にするたびになんだか少しだけこそばいです。CMや映画の出演者をツモルって聞いたことがないので多分TV業界だけではと思われます。

「○Xさんがツモレれば(番組)成立するね」

「収録で○○さんとXXさんのトークが思った以上にはねてさあー、
裏ドラ乗っちゃった感じ」

個人的には意地でも使わないようにしているのですが、つい使っちゃうとなんか負けた気がしてしまいます。こういう言葉って共通認識で成り立っているので、使いやすかったりもするからコワイ。単純にうつっちゃうってこともあるでしょうが。



導線確保おねがいします!
撮影現場で誘導路を意味する言葉として導線が使われ始めた時も違和感あった。一体どこからだろうと常々気になっていたのですが、「大改造!!ビフォーアフター」で家の中での通路の説明でも動線がよく使かわれているので用法としてはまちがってないんだとは思っていました。撮影現場では荷物の搬入経路や出演者の通り道として使われます。建築業界は知りませんが、撮影現場ではここ10年くらいではなかろうか。

ググってみたらこんな記事がありました。なかなか面白い考察です。
建設業界は「動線」、百貨店は「導線」 ドウセンその違いは?  :日本経済新聞
 建物の中などを人や物が移動する際に軌跡や方向を表し、「○○のドウセンを確保する」のように使われるドウセンに当てはまる漢字を思い浮かべてくださ い。一般的には「動線」が適切ですが、特定の業界では「導線」も使います。ところが両者は本をただせば別の言葉で、本来の意味からは“平行線”の関係だっ たはずなのです。動線と導線に意味の重なりが生じた理由を探ると、2本の線を結んだ「斜めの線」の存在が浮かんできました。(本文より)


クレデン?
広告業界のカタカナ和製英語連発もたまに?ってなりますよね。次々と生まれては消えていきます。ちなみにクレデンはクレデンシャルの略で英語のCredentialには信任状、資格、業績、適正と言った意味ですが、コンサルティングの会社では実績履歴としても使われているそうです。(exBizuWord)広告業界では自社の業務説明的使われているようです。

クレデンにお伺いしてもよろしいでしょうか?」


そういえば最近ギミック(仕掛けやトリック)ってきかなくなったな。

「そのへんのギミックを考えて行かないと詰めが甘いよね」


スペック
人の身体的特徴、趣味、学歴、仕事)は2chから来たのかな?

「まずはスペック晒せやゴルァー」


最近気になっているのはソーシャル。SNS(ソーシャルネットワークサービス)を略しているんでしょうか。でも話しの流れで使っちゃうんですよね...

「TVとソーシャルの連動が、、、」

でもこの本はオモシロイです。



言葉は生き物ですから基本的に否定をするつもりは全くありません。実際自分もそれなりには使っていますし。でも定着するコトバと消えいて行くコトバの差を考えるとオモシロイですよね。

付記:
テンパるもそうですねという指摘を受けました。麻雀が流行っていた高校生の頃には結構まわりでも使っていました。当時は怒りの頂点を現していましたが、最近混乱を現すパニクると同義っぽい使われかたの方が多いような気がしますね。でもググってみたらちょっと違いました。

(前略)テンパるは「準備万全の状態になる」や「目一杯の状態になる」という意味を持つようになる。更に2000年頃から後者 の「目一杯の状態になる」が「余裕がなくなる」という悪い意味を持ち、「あわてて動揺する」「焦る」「のぼせる」「薬物で混乱する」など様々な余裕のない 場面で使われるようになる。(日本俗語辞書元々良い意味のときなんてあったかな?っていうほうが率直な感想です。

2013年2月22日金曜日

ジャレド・ダイアモンドの文庫化と新作

文化人類学とか比較文化論が大好きな私の教科書ともいえるジャレド・ダイアモンドの「銃、鉄、病原菌」の続編「文明崩壊」が文庫になりました!



みんなに読んでほしいので個人的に大応援!
アフェってあるけど大目に見てね!!


江戸時代の危機的な森林問題から復活 滅亡と存続の命運を、何が分けるのか 
via Wedge Infinity 「文明崩壊

  イースター島、ヘンダーソン島、アナサジ族、古典期低地マヤ、ノルウェー領グリーンランド。いずれも、「みずから引き起こした、もしくは運悪く巻き込まれた環境問題の解決に失敗し、結果として崩壊に至った過程」が述べられる。(
Wedge Infinity)


アマゾンの内容紹介 

盛者必衰の理は歴史が多くの事例によって証明するところである。だがなぜ隆盛を極めた社会が、そのまま存続できずに崩壊し滅亡していくのか?北米のアナサ ジ、中米のマヤ、東ポリネシアのイースター島、ピトケアン島、グリーンランドのノルウェー人入植地など、本書は多様な文明崩壊の実例を検証し、そこに共通 するパターンを導き出していく。前著『銃・病原菌・鉄』では、各大陸における文明発展を分析して環境的因子が多様性を生み出したことを導き出したが、本書 では文明繁栄による環境負荷が崩壊の契機を生み出すという問題をクローズアップしている。ピュリッツァー賞受賞者による待望の書。遂に文庫化。 


といいつつ個人的に感動が大きかったのは前作の
銃、鉄、病原菌

アマゾンの内容紹介 
なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。識者が選ぶ朝日新聞“ゼロ年代の50冊”(2000年から2009年の10年間に刊行された本)堂々の第1位。




そしてなんと新作がアマゾンに登場してました。
早速予約をポッチとな...



以前こんなブログを書きました。
イースター島のモアイは歩いて移動!
ダイアモンド氏の木を大量に使って滅んだという学説と整合するのか?今後の展開が楽しみです。新作で触れられていることを祈っています wktk


ついでに私のその他の関連愛読書をお勧めしておきます。

めちゃくちゃ売れてますね。王道です。
でも意外と読むのはそれなりのパワーがいります。



こちらの方が読みやすさでは上です。
飲み屋で部下を相手にぶちかますには程よい読み応え。



何気にオモシロイ。最強のトイレ本です。
ことあるごとにパラパラめくっていると定期的に新発見があります。



2013年2月21日木曜日

運も実力?

先日BSで欽ちゃんと羽生名人の対談が意外にオモシロクて見入ってしまった。

欽:強くなる秘訣は?
羽:「難しい詰め将棋をやることです」

欽:何手くらい?
羽:「100〜200手です」

欽:何歳から?
羽:「12歳くらい」。

この超ムズ詰め将棋を所要時間1〜2時間で解くらしい。
まさに神童。
普通はこんなことやったら将棋が嫌いになるのでやらない方が良いとも言っておりました。

羽生名人には25年ほど前に天才若手とした登場した頃モノポリー大会で対決しました。その時に「積極的なミスはミスではない」とおしゃっていたのが印象的でした。なんか変わってないですね。この言葉ことあるごとに唱えてます。
*おわびと訂正3/9 この言葉を頂いたのがなぜか羽生さんだと思っておりましたが、
先日島朗棋士にお会いして頂いたの島氏だったことを思い出しました。当時竜王戦を戦っており年代の変わらない天才棋士達に刺激をうけいつの頃からか記憶が混同されていたようです。大変失礼致しました。



もう一つ面白かったのが、欽ちゃんのTVの世界もスポーツも運で成立しているけど将棋だけは完全に実力のみ。だから将棋のインタビューがつまらない。偶然の要素が少ないから。逆に言うと偶然の要素の積み重ねだからこそエンタメやスポーツはオモシロイと。
なかなか含蓄ありますね。


2013年2月20日水曜日

思いやりは想像力

子供の土曜学校の場所が変わったの新ルートを模索中。最短ルートだと商店街で狭いわりには人通りもあって一通とは車も多い。しかも踏切があるためタイミングが悪いと車が並ぶ。

私に子供がいなくて車好きなら、あんまり小さい子に自転車のせんなよあぶねーなと思うだろうし、どこかへ連れて行くという責務を持った親なら、狭い日本で不必要なでかい車のってんじゃねーよと思うだろう。

結局は世の中譲り合い。

相手の立場に立ってモノが考えられるかどうか?

つまり想像力がないと優しさは発揮できないんですよね。

2013年2月18日月曜日

モチーベーションと結果の予測

有名な百科事典のお話し:
a「潤沢な予算で世界中の専門家を使って作る」
b「世界中の人々が趣味や時間つぶしなど純粋な楽しみのためにやる。報酬はゼロ」

あなたはどちらに投資しますか?aはMicrosoftの Encarta、bはwikipedeia。
わずか10数年前のお話しです。かたや計画は頓挫、かたや大成功。どちらが勝ったかは言わずもがなですね。

この話しはモチベーションの重要性を説くためや経済モデルの説明のため等にも各所で引用されています。私は最近、企画を考えている時や会議中に良くこの話しを思い出します。
個人的にこの話しから感じているポイントは二つ。

最適な答えを事前に予測することは不可能である

人間の好奇心が持つ可能性は無限大である

人のモチベーションをあげるのは金銭ではなく好奇心だなと最近思うようになってきました。TEDでも有名なダニエルピンク(やる気に関する驚きの科学 (TED Talks) あたりが一番理解はしやすいかもしれません。先ほどの百科事典もピンクさんは良く引用しています。



「これをやればあれが貰える」方式は「これをしないとあれが貰えない」と同じになり、あらかじめ用意されている方法から外れるようなやり方ができないくなり、革新的なアイデアは生まれにくくなってしまうそうです。単純作業の場合は報酬制は圧倒的に効果を出すが、創造性や独創性を求められる仕事の場合は効果がないどころかむしろより時間がかかってしまうこともあるそうです。

とはいえ、実際の日本では割とお金のためじゃないという考えがむしろ行き過ぎなんじゃないかというくらいに浸透していると思う。報酬主義の権化であるアメリカはだからむしろ対局ともいえる。ところが近年になって中途半端に成果主義を導入し始めた所に問題があるのでは。

ルーティンワークの場合は報酬主義のほうが強いだろうが、創造性を強く求められる分野では日本的であいまいな「やりがい」という概念はむしろ最重要事項なんではないだろうか?もちろん最低限の報酬を担保した上ではあるだろうが。この最低限という言葉が個人差がありすぎて厄介なんだよな、、、

日本の中小企業の多くが意外と自由だったり、ジョブディスクリプションが明記されてない分好きなことがやれる場合があったりもすることも多いように思う。グーグルの 20%の時間は好きにつかっていいなんて、昔ソニーがかくれてベーターを開発したみたいな話しを制度化しただけなんじゃないだろうか

*勤務時間の20%を自分の気に入ったプロジェクトに割くよう義務付ける「20 percent time」という規則があり、そこからOrkutGmailなどの実験的サービスが生まれている。(wiki

「大企業が今後どうしていくべきか?」とかはよくわからないが、ある程度の給料を保証しつつ社員の独自性を保って社内起業を促進させるようなことって意外と行われている。それなりに機能しているかどうかは別だが、だから何とかなっている部分もあるのでは。会社員は家族という概念で厚情のシステムの変革を常に実施してきたの日本の製造業の強みであった。多分その背景はお金だけではない部分の方が多かったのではないでしょうか。お金はそこそこ稼げればあとはオモシロイか楽しいかどうかが結局は最重要ですね。

日本のエンタメ業界にもそう言う会社結構多いんですよね。

のっぽさんの動画をみて

名言が人を惹付けるのは「誰が言ってるか」か「圧倒的な普遍性をもっている」かのどちらかしかない。
ステーブジョブスの有名な名言

「Stay Hungry Stay Foolish」

これだって、無職のヤツが言ってもだれも振り向かない。

「んなこと言ってから無職なんだよ」

で終わり。

でも後に彼が業績を残して「ビッグ」になれば別。

つまり結果を残すしかないってことですかね。

結局、何を言ったかではなくて誰が言ったか
例えばネットで話題のこの動画。内容は当たり前のことしか言ってなくてものっぽさんが言っていると思うと感動できる。つまり普遍性のあることを言うに値する人が言っている好例:




*【必見】NHK番組『できるかな』のノッポさんからメッセージ「大人になったみんなへ」が感動的すぎて話題 via @RocketNews24






2013年2月17日日曜日

TVは冬の時代?

子供の頃は当然ながら沢山TVを見ていました。でも18歳を過ぎたあたりからはほとんどまともに見ていませんでした。外の世界が忙しかったり、楽しかったり、本も読むし、30歳手前くらい(90年代後半)からはネットも見るしで時間そのものがなかった。

ここ10年くらいは完全にネットバンザイになって、むしろろテレビはオワコンなんじゃないかと思っていました。ほとんどアンチ。

それが昨年末からTVに関わるようになり今までにないくらいにTVを見続けて来て、改めて思う。意外とオモシロイなと。

非常に特殊なメディアで他の媒体とは持ってる性質が圧倒的に違う。TVの位置づけは国によって違っていて、国民性というよりも教育レベルやインフラによるも部分も多い。そんな中で日本のTVは今現在でも圧倒的な影響力を持っている。

とはいえ世界的にはインフラとしてのテレビは厳しくなって来てることは事実。

WEB テレビ60年“自分流視聴”浸透
さまざまなメディアなどの中から暮らしに欠かせないものを1つだけ選んでもらったところ、テレビを選択した人は半数以上の51%に上りました。
しかし、若い世代ほどテレビを選ぶ人が少なくなり、16歳から29歳の男性は、31%がウェブサイトを選び、テレビは23%にとどまりました。
また、16歳から29歳の女性は、テレビが23%、音楽が22%でほぼ並び、ウェブサイトは15%でした。(
本文より)

*BBCがテレビより先にネット上(スマフォなど)で配信。
番 組をテレビよりも先にスマフォ用のアプリ配信するというのは日本ではまだまだの感覚。とはいえアメリカでは数年前から多くのドラマやスポーツがネットとテ レビ同時です。 アメリカとはPCの普及率が違ったので一概には言えないと思っていましたが、スマフォやタブレットが普及してくるとそうも言ってられません。

ただ、ネットがTVに取って代わるというのは少し違うような気がしています。NHKの記事内でも触れられているように同じ番組を視聴しながらSNSを楽しむようなスタイルも出て来ているので、やっぱりまだまだやりようはある。

WEB テレビ60年“自分流視聴”浸透
テレビに関する情報や感想を、SNSの交流サイトで読んだり、書き込んだりしたことがある人は、全体の22%。若い世代で利用する人が多く、特に16歳から29歳の男女のおよそ40%が、「週に1日以上」SNSのサイトに書き込むなどしていました。


アメリカではこんなデーターもある。
Facebookが発表。グラミー賞関連の「いいね!」とコメントは4300万件。先週のスーパーボウルは2600万件 via @jptechcrunch

これらはTVの視聴スタイルをソーシャルが変えている好例。
私 にも同じ経験がある。私は基本的にそれほどサッカーに興味がない。というよりスポーツ視聴全般に興味がない。ダイジェストで充分だと思っている。でもある 時深夜のサッカーの試合(ワールドカップ?)を見ながらツイッターを見ていたら、かなり面白かった。一緒に観戦している臨場感を味わえるからだ。スポーツ バーにいるような感覚。同好の士が一緒に楽しめる環境をSNSが与え、結果としてテレビの視聴が伸びて行く。これはまさに新しい融合の感覚である。

最近、色々な局の人やTV制作に携わる人々とこんな話しをしています。作り手側にまわったことで話しが具体的になったの中身が濃くなりました。立場を変えて当事者になるとわかるものは沢山ある。テレビの中枢にいる人達は大変な危機感を持っていて、だからこそ私のような門外漢の話しを真剣に聞いてくれる。 色々と実り多い話しが出来て楽しいです。

つねづね各所で言っている私の持論は大事なのはインフラではなく中身。TVかインターネットかは問題ではなく面白いか面白くないかが最重要。人が見るか見ないかはまずはそれありきです。現在テレビを作っている最強のコンテンツメーカー達が本気でネット対応型の番組を作り出せば日本も変わる。

TV放送の歴史なんてわずか60年かそこら、人の一生分も経っていない。何千年と続いて来た演劇と比べらハナクソです。まだまだ過渡期。だからこそ面白い!

冬がくれば春が来る!
2/11/2012 世田谷にて

2013年2月16日土曜日

ロシアの隕石と小惑星通過

「隕石に当たる」って低い確率の代名詞なのに...当分はシャレにならん...

ロシアに隕石落下、50人負傷=爆発で窓ガラス割れる(時事通信)
TLで最初に見たのがこれ。

どうやらガセじゃなさそうだ。にしても動画まるで映画のようだ
【動画・画像】ロシアに隕石落下。負傷者100名との報告も

最終的に負傷者は500人を超えているようです。

隕石の動画が大量に出回っていますが、 「なぜこんなに沢山ロシア人が車載カメラを積んでるのか?」 なんと100万人以上のロシア人が、汚職警官から言いがかりに対抗するためらしいです。
*Here's Why So Many Russians Have Dash Cams

欧州宇宙機関(ESA)は2月15日、欧州気象観測衛星「メテオサット10(Meteosat-10)」によって撮影された、ロシアに落下した隕石の大気圏突入時の画像を公開した。
*宇宙から見た、ロシアに落下した隕石の大気圏突入


そして例の小惑星は無事に通過したみたいですね。


ロシアの隕石2mと小惑星50mの軌道図解とサイズ比較
Asteroid 2012 DA14 brushes by Earth: as it happened via @Telegraph
http://s.telegraph.co.uk/graphics/html/Years/2013/February/images/MeteorLiveBlog940px.png

どちらもめったにないことが一日の中で起こるって、なんとも不思議だ。確率は確率でしかない。複雑系を持ち出すまでもなく次に何が起きるかなんてやっぱり予測不能なんですね。





被害にあわれたロシアの方々に心の底よりお悔やみ申し上げます。

嫌ならやめろ

iphone5が国内売り上げ1位になって、ドコモが売るかもって話しでわーわー言ってる。キャリア選択の自由があるのに相手側に変革を強要して、思い通りにならないと文句を言う人と会社の愚痴を言うけど辞めない人と似ている。

少なくとも携帯キャリアを変えることは会社を辞めるより遥かに簡単だとは思うけどね。
番号を変えなくても済むのに、ただ単に面倒くさいだけですからねほとんどの場合が。

とはいえ会社を辞めるのもそんなに大変でもないとは思う。更に言えば会社内で冒険するのなんてもっと簡単。そもそも正社員保護法で守られてるんだから損失出してもクビにはならない。(中小では実際に切られる場合もあるだろうが)左遷されていても給料は出るし。

会社員経験ないけど間違ってる?

って言うと「いやそれでもサラリーマンは大変なんです云々...」

いやだから、だったら辞めれば?

基本的にはトレードオフなのでどこで折り合いを付けるかってしかない。愚痴を言っても事態は改善されないのに言うってことは我慢にたる収入だったり安心だったりなんらかがあるってこと。

安全な場所から文句を言って憂さはらしてるだけで結局そんなに困ってないんだよねきっと。太平極楽ですなぁ〜。

うーん、書いてる内にちょっと攻撃的になったけど特定の誰かに向けてる訳でないですよ。

ちょっと某スレの流れをみていて思っただけです。

なんというレベルの低い議論なんだ...
*1度の失敗でキャリアが終了する職業とは? 

Happy Fat Tuesday

ツイッターTREND(US)に飛びかっているHappy Fat Tuesdayってなんじゃそりゃと思って調べたら。聖書由来のお祭りだった。リオとかニューオリンズでは盛んらしい。ちなみにフランス語ではMardi Grasと言うらしいです。

Happy Fat Tuesday! The history behind this day



よしっ来年までに企画書つくって流行らそう!

記事だと具体的に食べるものとか着るものとかは決まってないので、軽くねつ造。バレンタイン同様解釈は適当

「HFTとは普段は禁欲生活を送っていてもこの日だけは何を食べてもいいという欲望解禁の日です」
最初に行われたの1700年でアメリカでは古くから愛されている伝統的お祭りで...」


ケーキ、ハンバーガー、ピザ、お菓子等々、高脂肪高タンパク食品業界を巻き込んで一大ムーブメントを巻き起こそう!

誰か一緒にやりませんか?

でもデブの火曜日とかなったらちょっとやですね...


2013年2月11日月曜日

ストレートネックと診断されて5

ストレートネックと診断されて1
ストレートネックと診断されて2
ストレートネックと診断されて3

ストレートネックと診断されて4



2/7
この日は撮影が東京郊外なので朝4時起きで準備。
新しい薬は胃に来ると聞いていたのでリンゴとバナナを食べてから薬を飲む。現場についてからやたらと腹が減る。朝、果物を食べているのになぜ?と思いながらサンドイッチの朝食をかっこむ(8時ごろ)。その後凄まじい胸焼けと胃の痛み...。
腹が減ってるのではなく胸焼けだったのか!
しかたなくもらった胃ぐすりをもう一錠。イマイチ肩の痛みもとれてない。

それでもどうにかこうにか長時間の撮影を終えて帰宅。ドロドロに疲れていたのですが、何となく眠れず。(撮影終了日にはよくある。興奮していると思われる)

午前一時に寝付く。朝四時ごろ胃の激痛(胸焼けの強烈な感じ)で起きる。暖めたミルクを飲むと少し落ち着く。



2/8
件の接骨医へ。当然そう言った町医者処方の薬には反対派なので止めたほうがとの指示。私も肩の痛みが劇的に軽減されるわけでもないので止めることに。

ここで改めて私の症状について色々問いかけてみた。ストレートネックもあるけどそれよりも問題は頸椎のいくつかが横にずれている。これはおそらく生活習慣ではなく過去に強い衝撃を受けているのではないか。例えば交通事故、顔を殴られた、頭を強く打つように転んだ等。といわれて思い当たることがあった。

私は10年以上前に高速道路で事故って車を一台廃車にしている。(この事故はいろいろあるのでいずれ詳細書きます)どうやらこれが原因かも。良くあるむち打ち症状が数年後に出るってヤツです。

通常の医者だと横からしかレントゲンを撮らないので頸椎ヘルニアと診断されることも多いらしい。実際されかかっていた。

というわけで厄介なのはこの古傷の方らしく、確かに思い当たることが沢山ある。

たまに左肩がしびれる。
寝違えたような痛みが数日続くことがある。
クロール、背泳ぎなど肩を廻す動きを20回以上すると肩がつる

元々凝り症だが言われてみれば事故後から急速に自覚症状が出て来たものだ。単純に加齢、運動不足、ベッド/枕があわない、生活習慣、と思っていたが一概にもそうではないらしい。明らかな外的要因があったのだ。なんとなく全て自分のせいかと思っていたのでホッとした。事故も半分は自分のせいでもあるが...

先生曰く、骨のゆがみが治っても神経の痛みは個人差もあるが人によっては数ヶ月になることもあるらしい。長い年月で痛めつけれた神経は回復にも時間がかかるそうで、薄皮をはぐように痛みが薄れていくものらしい。


2/9
簡易治療+アイシング(簡単に言えば氷のベッドで寝る。上からは毛布)。ここから三日間、集中治療で通いました。内二日間は簡易治療のみの1000円。毎日片道2キロをてくてく歩いて通いました。


2/10
簡易治療+アイシング。風邪を引いたようにグッタリとして一日中寝てました。おかげで夜は寝付けず。再度夜中に胸焼け胃痛あり。もちろん薬は飲んでいない。ホットミルクを飲むと落ち着く。


2/11
全身を矯正。明らかに肩がまわって来た。歩いていても気持ちいい。
先生がいうとおりにいわゆる薄皮をはぐように痛みが薄れつつあるのが実感できてきました。でも胃の方は相変わらずムカムカする....

一難去ってまた一難か...?

つづく。。。

アシタスイッチの神田姉弟をみて

アシタスイッチの神田姉弟を見た。「生まれた時から神田うのの弟なんだと言われて肩の力が抜けた」弟:神田伸一郎(ハマカーン談)。なるほどね、なんか美談になりすぎてるのが嫌だったけど、それでも共感もてる部分が沢山あった。

姉:うのの

「結果を出していないからお笑いに向いてないと思うけど本人が楽しそうにやってるから応援する」

ってすごく正しいと思う。結果を出すという重要性と本人を尊重するというスタンス。
しかもそれなりに向いてないことを伝えつつだ。なかなか上手いことを言うなとしみじみ。(ハマカーンの漫才はまだ見たいことないです...)


私の場合は生まれてこのかた、先に生まれてるんだから私の弟がヒロシなのは当然だと思っていた。私が20−23くらいまでは弟一緒に住んでいて、その頃は私のバイト先に紹介して一緒に働いたりもしていたので基本的にはどこに行ってもカズの弟だった。

アメリカに行ってからも日本から来る人々に
「芸人始めたらしいんでなんかあったら使って下さいよ〜」
な感じだった。ところがある時を境に芸人の兄という立場に逆転した。

それでもLAにいた頃は言われる機会も少なかったけど、帰国後は意外とある弟の知名度に驚いた。どこに行って誰にあってもそれがわかると、相手の私を見る目が少しだけ変わる。それはプラスの場合もあるし、マイナスの場合もある。でも私自身が変わる訳でもないので慣れるとそれほど気にもならない。

そもそも元来、肩の力は入ったことがないので、特に変わってないとは思う。ま、恥はかかせないようにとかは一応思うけど。

そういえば宇宙兄弟とかワンピースとか意外と兄弟ものって多い。原点は稀代の名作「カラマーゾフ兄弟」?(ドラマは知らん)



でも姉弟とかは意外と少ない。兄妹はエロの世界では不滅のテーマだし、姉妹だけでも強烈だが三姉妹とかなるともすでに響きがドキドキする。

やっぱり家族、親子、兄弟姉妹の葛藤ってやっぱり文学的にもエンタメ的にも不変のテーマですね。もっとも最初に触れる他人だから当たり前だが、、、



という訳でなかなかいろいろ考えさせてくれるいい番組でした。






2013年2月9日土曜日

ストレートネックと診断されて4

ストレートネックと診断されて1
ストレートネックと診断されて2
ストレートネックと診断されて3


前回のつづき...

1/28
悶絶の痛みに耐えきれず、かといって形成外科に言っても薬をくれるだけ、整体も怖い。そこでもう一つ評判がいい二駅先の接骨医に電話してみる。
保険が使えないの初診8500円通常が5000円。もうそんなことはどうでもいい。
とにかく行ってみることに。痛みをこらえながら自転車で。

足首を揃えながら全身のゆがみを治して行く手法の先生。というより効いてるのか?というくらいにソフトな押し方。50分ほどの施術を受けて、冷やすこと、そして痛みが我慢できる時はなるべく歩くようにと。自転車は姿勢的にも振動的にも良くないと注意される。秘伝の湿布薬を頂きました。すこーしだけ楽になり、この日の夜は久々に熟睡。


1/30
痛み止めほしさに形成外科医で薬だけをもらいにいく。まだ定期的に激痛がするも少しマシになって来たかも。


1/31
接骨医に行く。徒歩20分ほどなので仕事前に寄ることに。歩くんだったら出来れば手ぶらがいいよと言われる。それまでの斜め掛けを止めるために前日購入したリュックで来てたので軽く萎える...

お風呂について尋ねると。ゆっくり入るのは控えた方がいい。寒いので暖まりたいとは思うので、気持ちのリラックス程度に。でも湯上がりには必ず冷水でキッチリと冷やすこと。との指示。新陳代謝を促進させることは老化を促進させることと言う考え方のようです。これは実は諸説あって医学会でも結論が出てないようですが、リアルで出会ったのは初めてなので色々とお話しが楽しい。

*マウス実験で沢山運動させて代謝を促進させると明らかに寿命が短くなるも、人間ではスポーツ選手などが早死にするというような統計的データーはまったくない。ので、それ以外の要因のほうが大きいとも言われている。


なにはともあれとにかく毎日暇を見つけては横になり冷やす。

2/3
週末開いているならと、間をおかずに再度、接骨医へ。せっかくだから遠回りして3Kほど歩いて行く。前日にも5kほど歩いてる。先生曰く正しく歩けば最も大事な骨盤の位置が矯正される。今回の一番の問題はもちろん首回りだけれど骨盤をまっすぐ保つことは大事なので歩くのは良いことですと。実際に効果も出ているらしい。痛みが始まってからは走るどころか、なるべく動かないようしていたのでここ数日動けたのは気持ち的にも嬉しかった。ゆっくり歩いていると痛みの場所や質や強さが変わって行くのがなんとも不思議。カラダと対話をするように歩いています。

ちなみにこの先生の主義は構造医学と呼ばれるものです。読んでみるとなかなか興味深い理論です。


2/6
今週は何かと忙しい。それに伴い痛みも強くなって来ています。
月が変わったので外科医で診察。
結局暖めるのか冷やすのかを聞くと気持ちいい方でという答え。お風呂が心地よく感じれば暖めるべきだそうです。なるほどいい答えですね。でも構造医学的には対症療法としては正しくても抜本的には間違っていることになるのですが...色んな意見があるなかで、気持ちいいと思うことが正しいという理論はけっこう好きです。

相変わらず痛みが酷いので薬を変えることに。



でこの薬が強烈に胃に来ました...


つづく


2013年2月3日日曜日

恵方巻き

昭和初期に関西でノリ業界が広めた(花柳界からという説もある)行事を
広島のセブンイレブンが導入して全国に広まった恵方巻き。
10年くらい前に初めて聞いた時は

「無言で一定の方角向いて一本食いって馬鹿じゃね。」
と思ったけど。慣れてくるとそれはそれで楽しい。

若い頃はそう言う無駄な行事なんかなくせよと思っていたけど、実際にはコミュニケーションが生まれて会話もはずみ、さらなる消費も生まれて世の中のお金も まわる。

まさに家庭円満、商売繁盛、いいことだらけなんじゃねーかと思ってきました。

無駄こそ文化!ノリ屋もコンビニもジャンジャン儲けて下さい!!


昔のブログですが 

二月の行事 恵方巻き(おかわりだいすき)


ストレートネックと診断されて3

ストレートネックと診断されて1
ストレートネックと診断されて2

その後の経緯です。

1/22(これは2とかぶってます)
近所の整骨院に行く
ここは普段から疲れがたまると行く所でかなりきつめですが、気に入っています。
珍しく夕方早めに帰れたので言ってきました。肩甲骨周りがパンパンですと言われて左肩周りを集中治療。
ついでに整形外科でお薬ももらいました。わずか3分の面談と処方箋で640円!整骨院は約一時間の施術で1040円。なんだかな〜

その時のFBへの書き込み

『整骨院で医師が施術中に「むむっ」とか「これは...」とか「すごいなぁ...」とかつぶやくのは止めてほしい。突然、
「コリが全身に転移しており手遅れです。申し訳ありませんが打つ手はありません。」ってブラックジャック風に言われそうでドキドキするじゃないか! 』

どこに行っても勧められるモーラステープ。ちょっとかぶれるのが難点です。というかめちゃくちゃかぶれました。あと張っていた所が日光に当たると黒くなるので注意が必要です。

1/25
朝がゆっくりなので再度上記の整骨院へ。二日前にやったのにこりが全て戻ってると驚かれる。再度集中治療。結果かなりすっきりした。でもかなりもみこまれました。

1/26
昨日のすっきりとは打って変わりかなり痛む。夜は仕事関係の方と飲みに行くも常時変な体勢で...二次会にはとてもではないが付き合えず、失礼する。特に肩甲骨の横(背骨の左横)あたりがつってる感じ。時折激痛。

ここから三日間悶絶の痛みが続きました。立っても座っても寝てても、とにかくどんな体勢でも痛くて土日はほとんど外出もできずに家でじっとしておりました。一日に何度も風呂に入ったりしてとにかくあっためる。PCどころかTVすら時折辛かったり...。

痛みがピークにある時はマッサージやストレッチはダメですと言われていたのを思い出す。神経を刺激しすぎたようです。形成外科は基本的にはレントゲンを撮ってクスリを出す以外にはあまり何もしてくれない。なのでひたすら耐えました。

嵐が過ぎるのを待つように...

つづく

TV雑感

1/27
首を休めるためにPCの前に座るのを連続15分に限定。基本は娘
とごろごろしながら勉強と称してTV観賞な週末。撮り貯めてたモノを見つつリアルタイムでも。
娘からのコメント。
週末は旅番組だらけで「どこかに行って食べてばっかり」
ゴールデン用の番宣番組では「極秘と大公開って言い過ぎじゃない?」
作り手側に参加している身としては耳がイタイ。
本当に見る側を置いて来てないんだろうか?

売りたいものを売るのか売れるものを売るのか。
見たいものを作る、見てほしいものを作る、見たいと思われているものを作る。
エンタメもサービス業も根っこは一緒ですね。


2/3
昨日は某社の海ソバスタジオでの番組収録に行ってきました。私自身は企画会議に数回出ただけです が、かたちになっていく過程を見るのはオモシロイですね。自分がメインで動いてたらオモシロイなんてのんきなことは言ってないかもしれませんが...
ドメジャーなTVにここまで関わるのは初めてなので完成が楽しみ。

キーワードは「ワル」です。

で、てっぺん付近の収録終わりから戻って来て、ぱちりとTVをつけてたらやってたのがこれ。なかなか面白い。土屋さんってやっぱりオモシロイというか素晴らしい。
http://www.tv60.jp/

最近TVとはなんぞやということを自分でも考え、TV周辺の色々な人と話し合ってもいるので、見る視点が随分と変わってきた。すごく面白いと思ったものが数字悪かったり、数字だけじゃないと言ってもそれがなければ商売にならない。

それでも結局は自分が面白いと思うことをやるしかないんですけどね。







(帰宅した直後にTVをつけるようになったのも最近だな。首が痛いせいもあるけど生活そのものが変わって来た。)