2012年7月24日火曜日

美人って素敵

マスターがしぶい喫茶店でアイスコーヒーを飲みなが東野圭吾の新書ハードカバー(多分)をむさぼるように読む長身宝塚系美人のいる昼下がりの神保町。

清楚ないでたちのお嬢様系美人がニコニコしながら体調不良という本を立ち読みしている
雨の山手線、新宿代々木間。

キャリアスーツに身を固めた素敵OLが”レイプ”というタイトルのマンガを全巻まとめ読みをしている金曜夜の五反田のマンガ喫茶。


お洒落だけど大きめのガイコツ入れ墨に大ブリのプラダのサングラスをした服飾系美人が代々木の階段を下りていく。

ショートヘアにリクルートスーツの美人OL一年生の持つスーパーの袋からはネギがにょっきり山手線。

背筋をびしっとのばしてキャリアスーツに身を包んだ黒髪ロンゲの眼鏡美人が山川の日本史を読んでいる山手線品川付近

パッツン前髪で内巻き、網タイニーソでピンクのゴルフバッグで東野文庫本を読んでいる女性がいる昼下がりの千代田線

池波正太郎を読むアップもキリリなミニスカロンブーの美女 山手線

全身タトゥーで抱きしめたら全身から血が出るようドゲトゲ服に身をつつみながらも、完璧かつ美しい敬語で携帯電話しながら代々木の階段を下りていくパンカー美女。
 


日本は美女が多すぎです。

上のつぶやき群はそのほとんどが帰って来た直後につぶやいていたものです。
さすがに若干見慣れてきましたが、帰国当時はあまりの美人の多さに毎日どぎまぎしていました。特にファッションと生活スタイルにギャップがあるとドキドキしますよね。

これらの意外性を生み出しているのは日本文化の多様性にあると思う。
よく似たような服ばっかりとか言っている人がいるが、私はそうでもないと思っている。人種そのものが多様化している英米仏辺りと比べると一見同じに見えるがファッションの多様性は日本のほうがはるかに高い。原宿、渋谷に限らず東京であればどこに行ってもみんな本当にファッションを楽しんでいる。

帰って来た頃にとにかく驚いたのはその服屋さんの多さです。都心部にこんなに店があってそれらが商売を続けられていることは本当に賞賛に値する。こんなにそこら中に洋服屋さんがある国はない、しかもさらには通販までもが盛況。



高城剛さんがサバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)
でオモシロイ考察しております。GDP世界代2位にも関わらず日本人海外旅行者数は世界第13位(2006年)、そして総務省のデーターから若者の出国数が特に減っていることを指摘。現在の若者は海外に行くお金を衣類の購入や携帯等に費やしているのではと考察しています。その辺の論旨展開はかなりオモシロイので詳細は是非一読をお勧めします(海外旅行の参考にするには発行が2009年のため若干データーが古いです)




20数年前に当時経済鎖国をしていたインドを訪れた時に人々はリーバイスのジーンズに群がっていました。ところが今ではイスラム圏ですら女性のジーンズは一般化しています。まさに世界のアメリカファッション化です。

かつての江戸文化が鎖国で元禄文化が花開いたようにプチ鎖国しながらも海外の動向を気にし続けてるあたりがグローバリゼーションが進む中で日本が独自性と多様性を保てている理由かもしれません。

こういうことは文化的成熟度と経済的豊かさが揃って成立しうることである。そしてこれこそが日本が世界に誇るべきことだと思うんですけどね。






ジョギング中の出来事...
 

忙しい月曜日だからこそゆっくり走って脳に刺激を与えるぜ感に酔っている自称都会派プロデューサーの俺(仮名)が、小雨降るなか自己陶酔気味にジョグッてい るとショートパンツからすらっと伸びた足にビンテージ風ナイキ、アバクロ風パーカーのフードをかぶったさらさらロン毛の美女が雨を避けて踊るかのように 走ってきた、それはまるで映画のワンシーンのよう
"うわぁっ!ゲロマブwww"と思ってすれ違ったら
ランドセルを背負っていた。

自己陶酔は自己嫌悪にかわった。




 

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