2011年11月20日日曜日

能登半島/石川県七尾の旅 その五

石川県在住の陶芸家東龍知右門さんに誘われてふらふらと石川県七尾から鵜浦へとやってきました。

その一 東京から七尾へ その二 七尾から輪島へ
その三 七尾の夜はふけてゆく その四 神々の時間と鵜浦
 さて、美しいものを見て美味しいものを食べて楽しい話をして、こればかりでは単なる息抜きではないですか!という事で東龍さんにお願いして、行政の方々にお会いしに行ってきました。ここまでのお会いした方々は最前線で動かれているので当然熱く、思い入れも強いです。でも全体を把握して動かしていくのに、官僚国家日本の場合は行政の方の役割は非常に重要です。という訳でまずは七尾市役所へ。
 とんでもなく熱かったです。いかにして七尾を能登を石川を盛り上げていくかに大変腐心されているのには感動すら覚えるくらいです。もちろん現場側からの要望全てに答える事は難しいですから、不満の声もあるでしょうが、少なくとも、本気で心配して動こうとしている気概を充分に感じることができました。

こんなにも沢山、七尾の特産品はあるんですよね。もちろんご当地キャラも!!

 ばりばり左な方が区長になる前から”税について考える”が小学校習字コンクールのお題な世田谷区もすごいと思っていましたが、この標語もすごいです。とても小学生が考えたとは思えない。
七尾市もちょっと左寄りなんでしょうかね。


 そう考えるとこういった宣言の背景もみえてきたりするわけです。それはそれとして宣言自体は素晴らしいと思っています。東京に戻ってすぐにこんなブログも書きました。「”ななお”の男女共同参画都市宣言なるもの 

市役所の方から七尾のご当地朝穫れを是非味わっていって下さいとの事で、市役所すぐ横の幸寿しにて昼食。美味かったです〜〜。魚はもちろん米も醤油も地元のもの。イカには珠洲の塩!天ぷらもトンカツも塩派な私のような塩好きにはたまらんですわぁ〜


 そして一気に金沢へ移動して今度は県庁の観光課の方のお話しを伺いました。こちらの方も熱い。猛烈に熱い!!郷土愛がひしひしとつながってくる。

中日新聞:幸福度調査 “青い鳥”はそばにいた

 法政大学が発表した幸福度ランキングでは一位福井、二位富山、三位石川と北陸三県が並びました。しかしながら人口減にも苦慮しているこれらの県でどのようにして経済をまわして人離れを防ぐ事が出来るのか?じつはこれって石川県だけではなく日本の地方行政が持っている問題点、つまりは日本そのものが持つ問題点なんですよね。震災後の岩手や宮城で漠然と感じていた事を今回の石川行きでも感じました。人口減と雇用喪失の中で新たなライフスタイルの提示が必要となってくるのでは。その辺のことはまた改めて...

 最後に加賀の伝統野菜五郎島金時のソフトクリームを食べました。もちろんマイウ〜です。



 金沢駅からはくたかで越後湯沢へそこから新幹線で東京へ。計約4.5時間、で約12000円(指定席)。しかも越後湯沢では別ホームなので階段の昇り降りあり。夜行バスなら金沢まで約8時間強で4000円。東京からのアクセスの悪さは否めないですね。三年後に北陸新幹線が富山ー金沢間で開設予定なので、開通すればグッと近くなりますね。

 なんかガムテで作った風の文字が可愛い。


 という訳で今回の石川県の能登半島七尾、輪島、鵜浦の旅紀行?を終えます。市役所や県庁の方とのお話しの考察はこちら

 今回の旅行では呼んで下さった東龍さんと2日間運転をしてくださった奥様には大変感謝しております。また沢山の石川県の人々と知り合えた事も嬉しい旅の成果です。

以下戻ってきた直後のつぶやきです。


”東京に戻りました。
とにかく石川よいとこなので色々とお知恵を貸して下さいという申し出にさそわれてふらふらとお伺いした今回の能登紀行でしたが、
なんだか美味しいものを食べて、美しいものを見て、
素敵な人達に出会って、まんで楽しかったです。

  とはいえまだなにも動いていないのでビジネスとしては成立しておりません。
今後も罪悪感なくなんども行けるよう石川県、能登半島、七尾の盛り上げを
画策していく予定です。

  それにしても東京生まれで東京育ち、25歳から17年間も海外で暮らしていた僕が、震災をきかっけに岩手県、宮城県、福島県をに足しげく通ったり、縁もゆかりもない石川県に呼んでいただいたりと不思議なもんです。昨年までは外国には30国以上行っていますが、修学旅行を併せても国内では10県未満だったんです。
人生とは不思議なもんです。一つ一つの出会いを次への出会いへとつなげていきたいものです。まだまだ行った事のないとこがあるかと思うとワクワクしてきますね。”
2011/11/17 

生意気にも石川県についてまじめに語ってみる

能登半島/石川県七尾の旅 その一

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