2014年4月2日水曜日

ウソも方便

あまりに淫れたこの世を嘆いて真理追究の旅に出ます。とりあえずチベット辺りに行ってきます。探さないでください。

チベット行きをリアルに心配してくれる人がいてびっくりすると共に自分の嘘のスケールの小ささに泣けてきた、、、

所詮小嘘の人なんだなつくづく。



私は上記のような書き込みを昨日ツイッターにしました。

ゴーストライターに作曲させていた作曲家とSTAP細胞のデータ捏造と盗用、野党党首の献金疑惑、と世の中の関心事は「ウソ」だらけです。一つの大きな話題が生まれると人々は連鎖的に似たようなものを探し出すので、いまや世の中ではうそが大流行です。


ところが昨日私がついたささやかな「ウソ」は思いのほか信用され、むしろ私のウソのスケールの小ささに私自身自責の念に駆られると言う三段逆スライド方式な自虐スパイラルに陥りました。



ウソに関しては内田樹御大の夜間飛行でのエッセイが秀逸です。
大人の条件 Vol.081<なぜ最近の人はすぐにバレる「嘘」をつくのか


なぜ最近の人はすぐにバレる「嘘」をつくのか

嘘というのは「虚偽の言明によって、言明を信じたものが不利益をこうむるも
の」である。虚偽の言明をなしたものがいても、それを信じた人間が不利益をこ
うむっていないのなら、それは嘘ではない。実際に不利益をこうむっている人間
がいても、本人が「私はいささかの不利益もこうむっていない」と強弁したり、
「不利益をこうむっていること」に気づいていないのなら、それは嘘ではない。

「なかなかばれない嘘」が「できのよい嘘」であり、どうせつくなら「なかなか
ばれない嘘」をつく方がよいと考えられてきたのは、「なかなかばれない」とそ
のうち被害者がいなくなってしまう可能性があるからである。(本文より)


夜間飛行とは有料メルマガのポータルサイトのようなもので茂木健一郎先生、内田樹先生、ジョン・キムさん、津田大介さん、小寺信良さん、堀江貴文さん、城繁幸さん、松尾スズキさん、やまもといちろうさん、藤沢数希さんなどなど有名ブロガーのメルマガを大量に扱っています。フォーマットがe-Pub、PDF、WEBに対応してくれているのも嬉しいです。



「不利益をこうむる人間がいなければウソではない」というのは至極ごもっともです。
だまされた本人が気付かずに幸せの時間を過ごせるのであればそれはそれでよいのではないだろうか?よく「正直な人が好きです」とか「なんでも話せる人が好きです」とかって言う人がいるけど、(特に反論する気もないけど)個人的にはまったく理解不能です。

うそにたいする罪悪感の概念ってやっぱり聖書から来てるのかな。本音と建前を使い分ける事が前提にある日本には無かったような気がする。


内田先生には数多くのベストセラーや名著がありますが、私のイチオシはなぜかこれです。



他人が不幸にならない程度にホラを吹いて
今日一日を過ごしますっw


今年もすごい!2014年企業や公式のエイプリルフールネタまとめ(随時更新中)
- NAVER まとめ
4月1日は「エイプリルフール」。嘘をついていい日とされ、近年は企業も渾身のネタを公開することが多くなっています。果たして2014年はどんなおもし ろネタがあるのか?googleからauまで企業のおもしろエイプリルフールネタをまとめました。あくまでネタなので信じないように!

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