2016年1月15日金曜日

Bridge of Spiesを見て

Bridge of Spiesを見てきました。

久々のスピルバーグ映画でしたが面白かった。
やっぱりトムハンクスはいいですね〜!

日本に生まれたから日本人という出生地主義の日本人には、
多民族国家アメリカでアメリカ人がアメリカ人たる拠り所を
憲法であるという部分はなかなか理解しにくいでしょうね。

本当に向こうの教育は国家や旗を小学生の時に徹底的に
教えて建国理念を復唱させてアメリカ人を作り上げていく。
その辺の感覚は住んでないとわかりにくい。
野球などのスポーツで国歌斉唱の時は歩き回ってもいけないし、
もちろん売店なども販売しない。全員歌うのだ。
極東の国のように起立云々なんて論争はありえない。

トムハンクス演じる主人公はなかなかにアメリカ的だ。
「実際にやったかどうかではなくて立証できるかどうかだ」
「他人がどう言おうが自分かどうしたいかだけだ」
などをいわゆる弁証論的なものを挟みつつ
論理展開していく様子は素晴らしく面白い。

こんな理屈っぽい男は日本では映画のヒーローにはなれないけど、
かの国ではヒーロになっちゃうんですよね。

ちなみに邦題はブリッジオブスパイですが
英語名でSpiesで複数です。
橋の上に二人いるってこともありますが、
交渉が1対1ではなくて1対2だってとこにもかかっていると思います。
口癖にもそれが出てきます。

ネタバレになるのでこのくらいにしておきますが、
日本語にない複数表現のニュアンスを訳すのはとても難しいです。
最も分かりやすい例はこれ

一匹しか出てこない。
エイリアン1=Arian(原題)

たくさん出てくる
エイリアン2=Arians(原題)

邦題ではわからないが、原題だとタイトルだけで
おぉ今作は一匹以上出てくるのかと情報が含まれているのだ。


会話のたたみかけと応酬も面白いので是非!


全く関係ないけど、昼間の映画館ってスーツを着てないおっさん一人ばっかりなんだけど、
いったいどいうクラスタなんだろう。あ、ちなみに渋谷か新宿です。
そういう俺も何者なんだって話なんですけどね、、、

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