2012年5月15日火曜日

愉快なロンドン楽しいロンドン7

七日目&八日目 四月某日


雨の中待つ事数時間。瞬間的に晴れた合間を縫って撮影。
この太陽一発でみんなが元気になれました。つくづく撮影はお天気商売だなと。。。
それにしてもなんとも表情豊かなロンドンの空です。
カメラマンの背中の文字が良い感じです。


Shoot Nothing But Picture
Leave Nothing But Foot Prints
”何も壊さず ただフイルムに写しとり
後に残すは ただ足跡のみ?” (訳友人MS)


後ろの虹がなんともドラマチックです。このあとダブルインボーも観ることができました。


撮影最終日は帰国便が夕方なのでなんと午前中を使って行われました。しかも郊外、更には移動中にロケバス故障。天気のみならずここにきて重なるように難事が続きます。到着したらいきなり不機嫌なロケ先の邸宅オーナー大丈夫か!?
結論から言えばまぁいろいろありましたが何とか大丈夫でした。というよりもプロが揃っているからなんとかしてしまうんですよね。オーナーも無愛想なだけで怒っている訳でもなかったようです。

こんな小物一つに味がありますね。猫足のドアストッパー



最後まで天気に降りまわされた今回の撮影でしたが何とか無事終了。関係者の皆様本当におつかれさまでした。

冷気のような風や冷たい雨に晒されながらの撮影中、肌をむき出しのモデルを待ち時間の度に素早く暖める姿に感動したと現地クルーやモデルに言っていただきました。英国はもとより仏や伊のクルーでは見た事ないとも(米ではあるような気もするが)。

スタイリストやヘアメイクさんがする事はあるのですが、今回はクライアントみずから3〜4人掛かりであっためたりとかなりすごかったんです。まるでセレブのようにモデルを心底気遣っていました。もちろんよりよい表情のためもあるでしょうがそれだけではない日本的な細やかさ、心遣いを感じさせてくれたんです。より良いものを作るためのこういう思いが日本のクリエィテブを支えてるんだなと改めて感じさせてくれる仕事となりました。そしてその思いが現地のクルー達に伝わったのはやっぱり素敵な事ですよね。

地道でローカルでのつながりが”最もクリエィティブな都市で一番”にえらばられるという結果につながっているんだと思います。



この自信のなさが謙虚さなのか外国万歳なのかは難しい所。もはや自己認識能力の欠如だと感じる事があるのも事実。当たり前だと思っている事は世界的にみればかなり特異なことでかなりすごい事だって言う認識をみんなが持てば、日本はもっと元気になれると思います。思い上がらない程度にですが...バブルの頃は思い上がってるおっさんとか多かったのにな〜。(遠い目)




皆さんを空港に送ったときのロンドンの空。これが続いてくれればどんだけ楽だったんだろうと感慨もひとしお...


という訳で8へ続きます。
愉快なロンドン楽しいロンドン8

今までのおはなしはこちら
愉快なロンドン楽しいロンドン1
愉快なロンドン楽しいロンドン
愉快なロンドン楽しいロンドン3
愉快なロンドン楽しいロンドン4
愉快なロンドン楽しいロンドン5


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