2012年12月8日土曜日

十二月七日の地震

平成24年12月07日17時29分 気象庁発表
07日17時18分頃地震がありました。
震源地は三陸沖 ( 北緯37.8度、東経144.2度、牡鹿半島の東240km付近)で震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は7.3と推定されます。

地震時に恵比寿のガーデンヒルズでプレゼン後の打ち合わせをしておりました。最初の揺れに気づいた時、

「ん?」「駅近だから電車?」

「んな訳ないだろう」

と話していたらどーんと突き上げる感じできました。
なんとも間抜けな話しです。

結局新幹線も止まるそれなりに大きな地震でした。
あとから調べてこの範囲の広さはちょっとやはりこわい。。。



で、30分後、渋谷に移動すると本当に沢山の人々が普通に歩いていた。


「地震のせいか電話つながりにくい@渋谷
みんな何事もなさそうに歩いてるけど何事もないことを祈るばかり。。。」
「つながるのはLineとツイッターとFACEBOOK... 国産通信インフラ大丈夫か?
電話ってしみじみもろいインフラなんだな。 」

でも電話がかからないので、むっむとなって上記のようなつぶやきをした所、
沢山の人がRTしてくれたのですが、いくつか重要な指摘もいただきました。

冷静に考えればWiFiやネット用の回線そのものは国内インフラですから、正しくは国内のOTT(パソコンにつながずに直接インターネットにつなぐ)上のサービスと電話などの通信サービスの強化ですかね。Docomoもメールなどは復帰も早かったのでそれなりには頑張っていたと言えるでしょう。それとEmobileもさくさく入ってました。やはりもっとHotSpot(出来れば無料)を増やしてどこでもネットにつながる方が情報の収集には役立つ。そう言う意味では都心ではまあまあつながった方ですね。入りの悪い地方だとやっぱり厳しいですよね...

ツイッターで頂いた声:

 繋げてるのは国内のインフラです…。

全部インフラありきのOTTサービスなんだけどなあ…


子供の携帯もTwitterできるように変えようかなぁ。

ほんとにモロいです··········頑張れジャパン旧インフラ!

W-CDMAもCDMA2000も国際規格ですからインフラの問題というより通話が集中することによる障害を防ぐための通信規制でしょう。LINE等のデータ通信によるコミュニケーションは全体から見たら小数ですから。サーバも分散されますしね。

電話・メールとパケット通信は、基地局以降の通信経路も設備も別物なのでその状態になります。 電話とメールは同じ回線ですが、電話の回線はそもそも許容量が小さいので、通信量が増大すると規制となります。

まあインターネットって核戦争起こっても大丈夫なように想定されて作られましたからね。電話より災害に強いのも頷けますわf(^ー^;

電話(回線交換方式)は「脆い」というより「贅沢な」インフラなんだな。
地震の影響でLINEのメッセージ量は2倍、通話は2.4倍に--通信の遅延は起こらず via @cnet_japan





昨日は地震に乗じてこんな事件も起きています。


あるツイッターユーザーが

「リツイートしてください 地震で家が崩れ外にでられません がれきの中に閉じ込められています。救助をよんでください」


「皆さんごめんなさい 焦っててつい場所を書くのを忘れてました 気仙沼市です」

これが一気に拡散遂には朝日新聞まで社会部のアカウントからも

「朝日新聞社会部です。場所はどちらですか?DMなど でもいいのでお知らせいただけますか?」


最初のツイートから20分後に

「ウソやしwww みんなバカだねぇ マジだったらTwitterなんかやらねえよ」


とツイート。いわゆる「愉快犯」だったのだ。

「閉じ込められた。助けて」東北地震でデマツイート RT1万超、朝日新聞も釣られる


このようなデマはれっきとした犯罪です。裏を取るより速く動いた朝日新聞の行動は(珍しく) 正しい行為と言えるでしょう。

しかしデマだとわかってからも拡散が続いた点はなんとも...。

津波警報に関して大げさだとつぶやいている人を見かけましたが、結果として何もなければそれで言い訳ですからある程度は大げさに動くくらいの心構えも緊急時には必要だと思います。自分の身に降り掛かっている場合と他人の場合では対処も違うと思いますが、 緊急時は確認を取る暇もない訳ですから判断の難しい所ではあります。

津波情報への対処は津波がくるエリアに住んでいるかどうかで情報への判断は変わってくる。住んでいないのに無責任な情報の拡散は避けなければならないのは当然だが、住んでいれば少々疑わしくても信じた方がよい場合も多いでしょう。

私のこの手の事への安全対策を問題文をそのままコピペしてググる。これだけ。大体これで真偽がわかります。引っかかる率はグッと減りますので皆さんもお試しください。

当事者の場合はググる時間がもったいない場合もあるとは思います。そこはもう自分の直感と運に任せるしかないですね。

東日本大震災の教訓を少しでも活かされてるようにも思えた昨日の地震後の人々の対応でしたが、これらを少しでも維持し更には改善を進めなければならず、新政府にとっても個々人にとっても大きな課題ですね...

避難リュック



追記:
宮城石巻鮎川では1mの津波が到達したそうです。
なんだたった1mかと思ったのですが、その気持ちは危険ですよね。

こんなのがありました。津波はそれがたとえ小さいものであれ非常に危険である事に変わりはありません。

たった1mの津波で・・・1mの津波の破壊力は、平均1.5t/mの力が作用する計算(圧力の分布がP=3ρgH(1-z/3H)[Hは、津波の遡上高さ]となるような三角形分布のため)になり、砕波 をともなう津波の場合は、その3~5倍程度の衝撃的な力が作用することもある。(本文より)


避難リュック

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