投票率が低かった事で若者が政治に興味を持たないとか、この国難時に日本人は無関心といった怒りの声を沢山聞く。怒るのも良いけどなぜ行かなかったのかを考える方が建設的だと思う。
そもそも今回の選挙の争点は何だろう。アメリカだと雇用や医療が一番大きい。ヨーロッパも雇用でしょうか。アジアだと外交もそこそこ。翻って日本は、「景気」「外交」「社会保障」「原発」あたりでしょうか。実際には争点がうすかったとも言われています。
「景気」今より良くなってほしいとは思うけどそこまでは困っていない。失業率は低いので選ばなければ職はある。
「社会保障」医療はそれなりだし、今後はともかく今は年金も出ている。
「外交」腹の立つこともあるけどそれは今に始まった事ではないし、多分突然責めてくる事もなさそう。
「原発」ぶっちゃけよくわかりません。
という風に考えて結局、現時点で色々不満はあるけどそんなに困ってない。そして細かい話しはわからんし、わかっても政治ではどうにもならんと思っている。といったあたりが今回の投票率の低さにつながったような気がします。
個人的憶測で一切の裏取りのないことを述べてみました...
*死票率56%に上昇=民主は惨敗で8割超―衆院選【12衆院選】
つくづく自民の作戦がちというのがよくわかる。二党制を前提とした小選挙区制はやはり意見が分かれやすい日本では難しいような...かといって大選挙区制に戻れる訳でもないので、ここはやはり区割りの見直しを急いでほしい。
*投票率最低なのに…選挙区の無効票「過去最高」(朝日新聞デジタル) - Y!ニュース
高知県のように一票格差の少ない所で
「県全体の無効票約1万7千票のうち半数以上が白票」(本文より)
だとちょっとどうなのと思う。
*【日本の解き方】自民大勝の要因は景気と雇用 革新系の十八番奪うvia @zakdesk
前回の衆院選において政権交代に期待した有権者がどこに向かうかがポイントであったが、第3極も十分な受け皿になれずに、結局自民に戻った。こうした大きな流れの中で、自民が、金融政策を突破口として堅実な経済政策を打ち出せたのが、今回の総選挙でも大きな勝因だろう。(本文より)
総得票数は減っているのに随分と的外れな解説だな。 書き手である高橋洋一氏(元内閣参事官・嘉悦大教授)の持論と阿部氏の金融緩和政策が一緒だから?
*海外エコノミスト、自民への期待低く日本経済の地盤沈下続くとの見方
すでに富裕な社会が、新たに台頭したライバルに対する優位を維持するため、わざわざ苦痛を伴う改革を断行して名高い社会的調和を乱す必要があるのか
日本は過去20年、米国やユーロ圏ほどでないにしても1人あたりGDPを増やし続けてきた。失業率は格段に低い水準を維持している。
オニール氏は、市場が容認する限り、日本が「ハッピーな不況」を堅持するのは理にかなっているのかもしれない(本文より)
この海外メディアの見立ては当たっていると思う。有権者も同じように考えたからこそ、投票率が低かったのかもしれない。上述した私の意見とも近い。
◆当選議員アラカルト
▼平均年齢 51.9歳。前回衆院選とほぼ同じ。最も若いのは当選者1人の新党大地で39歳。最も高いのは日本未来の党で59.4歳
▼新旧別 前職213人(44.4%)元職83人(17.3%)新人184人(38.3%)。民主新人は1人
▼出身 首長や県議など地方政界出身者144人(30%)。官僚出身80人(16.7%)、議員秘書73人(15.7%)、民間サラリーマン出身45人、弁護士21人
▼世襲 (1)親族に国会議員がいて地盤を継承(2)地盤を継承していなくても父母や祖父母が国会議員――のいずれかは114人。当選率77.0%。自民党は89人で78.1%
*マック赤坂、外山恒一、マタヨシ光雄……泡沫候補の政見放送が中国人民に与えた意外な影響とは? via @cyzo #cyzo
『 しかしこれ(マック赤坂の政見放送)を見た中国人からは、「内容はどうあれ、人々に必死に何か を伝えようとする姿勢は、中国の政治家も見習うべき」「彼のような異端者でも国営放送で堂々と意見を述べることができるとは、素晴らしいこと」などといっ た称賛の声が寄せられているのだ。』(本文より)
真の文化交流とは当事者が望む/望まないに関わらず、予想すら出来ない所から始まる。
自由と多様性にあふれる文化とはこのような極端な例も生み出してしまうんですよね。
なんでもかんでも自由が良い訳じゃない。ある程度の抑止力が働いた方がうまく行くという良い事例。本人がどう思ってるか知らんけど...
なんてね。こんな羊の存在を認める社会の方が自由度が高くて好きです。そう言う自由度が高く多様性が産まれているからこそマックさんのような人がでてくる。チョイスの幅が少ない隣国に比べれば遥かにマシです。
驚くべきことはマックさんの得票数が前回の4598から38885票と9倍になっている事。4万人弱も支持した人がいる事実は猪瀬さんの記録的得票数430万より個人的にはすごいと思っています。
2012(平成24)年12月16日 東京都知事選挙 投票結果
政治家が選挙で試されるように、実は我々は日常の中で試されているのです。(Blogos)
- 駒崎弘樹
当たり前すぎるほどに当たり前の事を日々の生活でやってきましょう
私的結論というか持論は、
「漠然とした将来への不安はあるけど切羽詰まるほど困ってない国それが日本」
「問題も多いけど世界の多くの国々の問題のほうが大きすぎて自国の問題が表面化していない国それが日本」
実際に阿部総理になったからといって劇的になにかが変わるとは思えない。ゆっくりと少しづつシステムは変わって行く。そしてその都度それなりの議論は起きる訳ですから、常日頃から自分の意見と主張をし続ける事が大事なのではないでしょうか。
そもそも今回の選挙の争点は何だろう。アメリカだと雇用や医療が一番大きい。ヨーロッパも雇用でしょうか。アジアだと外交もそこそこ。翻って日本は、「景気」「外交」「社会保障」「原発」あたりでしょうか。実際には争点がうすかったとも言われています。
「景気」今より良くなってほしいとは思うけどそこまでは困っていない。失業率は低いので選ばなければ職はある。
「社会保障」医療はそれなりだし、今後はともかく今は年金も出ている。
「外交」腹の立つこともあるけどそれは今に始まった事ではないし、多分突然責めてくる事もなさそう。
「原発」ぶっちゃけよくわかりません。
という風に考えて結局、現時点で色々不満はあるけどそんなに困ってない。そして細かい話しはわからんし、わかっても政治ではどうにもならんと思っている。といったあたりが今回の投票率の低さにつながったような気がします。
個人的憶測で一切の裏取りのないことを述べてみました...
*死票率56%に上昇=民主は惨敗で8割超―衆院選【12衆院選】
つくづく自民の作戦がちというのがよくわかる。二党制を前提とした小選挙区制はやはり意見が分かれやすい日本では難しいような...かといって大選挙区制に戻れる訳でもないので、ここはやはり区割りの見直しを急いでほしい。
*投票率最低なのに…選挙区の無効票「過去最高」(朝日新聞デジタル) - Y!ニュース
高知県のように一票格差の少ない所で
「県全体の無効票約1万7千票のうち半数以上が白票」(本文より)
だとちょっとどうなのと思う。
*【日本の解き方】自民大勝の要因は景気と雇用 革新系の十八番奪うvia @zakdesk
前回の衆院選において政権交代に期待した有権者がどこに向かうかがポイントであったが、第3極も十分な受け皿になれずに、結局自民に戻った。こうした大きな流れの中で、自民が、金融政策を突破口として堅実な経済政策を打ち出せたのが、今回の総選挙でも大きな勝因だろう。(本文より)
総得票数は減っているのに随分と的外れな解説だな。 書き手である高橋洋一氏(元内閣参事官・嘉悦大教授)の持論と阿部氏の金融緩和政策が一緒だから?
*海外エコノミスト、自民への期待低く日本経済の地盤沈下続くとの見方
すでに富裕な社会が、新たに台頭したライバルに対する優位を維持するため、わざわざ苦痛を伴う改革を断行して名高い社会的調和を乱す必要があるのか
日本は過去20年、米国やユーロ圏ほどでないにしても1人あたりGDPを増やし続けてきた。失業率は格段に低い水準を維持している。
オニール氏は、市場が容認する限り、日本が「ハッピーな不況」を堅持するのは理にかなっているのかもしれない(本文より)
この海外メディアの見立ては当たっていると思う。有権者も同じように考えたからこそ、投票率が低かったのかもしれない。上述した私の意見とも近い。
◆当選議員アラカルト
▼平均年齢 51.9歳。前回衆院選とほぼ同じ。最も若いのは当選者1人の新党大地で39歳。最も高いのは日本未来の党で59.4歳
▼新旧別 前職213人(44.4%)元職83人(17.3%)新人184人(38.3%)。民主新人は1人
▼出身 首長や県議など地方政界出身者144人(30%)。官僚出身80人(16.7%)、議員秘書73人(15.7%)、民間サラリーマン出身45人、弁護士21人
▼世襲 (1)親族に国会議員がいて地盤を継承(2)地盤を継承していなくても父母や祖父母が国会議員――のいずれかは114人。当選率77.0%。自民党は89人で78.1%
*マック赤坂、外山恒一、マタヨシ光雄……泡沫候補の政見放送が中国人民に与えた意外な影響とは? via @cyzo #cyzo
『 しかしこれ(マック赤坂の政見放送)を見た中国人からは、「内容はどうあれ、人々に必死に何か を伝えようとする姿勢は、中国の政治家も見習うべき」「彼のような異端者でも国営放送で堂々と意見を述べることができるとは、素晴らしいこと」などといっ た称賛の声が寄せられているのだ。』(本文より)
真の文化交流とは当事者が望む/望まないに関わらず、予想すら出来ない所から始まる。
自由と多様性にあふれる文化とはこのような極端な例も生み出してしまうんですよね。
なんでもかんでも自由が良い訳じゃない。ある程度の抑止力が働いた方がうまく行くという良い事例。本人がどう思ってるか知らんけど...
なんてね。こんな羊の存在を認める社会の方が自由度が高くて好きです。そう言う自由度が高く多様性が産まれているからこそマックさんのような人がでてくる。チョイスの幅が少ない隣国に比べれば遥かにマシです。
驚くべきことはマックさんの得票数が前回の4598から38885票と9倍になっている事。4万人弱も支持した人がいる事実は猪瀬さんの記録的得票数430万より個人的にはすごいと思っています。
2012(平成24)年12月16日 東京都知事選挙 投票結果
政治家が選挙で試されるように、実は我々は日常の中で試されているのです。(Blogos)
- 駒崎弘樹
当たり前すぎるほどに当たり前の事を日々の生活でやってきましょう
私的結論というか持論は、
「漠然とした将来への不安はあるけど切羽詰まるほど困ってない国それが日本」
「問題も多いけど世界の多くの国々の問題のほうが大きすぎて自国の問題が表面化していない国それが日本」
実際に阿部総理になったからといって劇的になにかが変わるとは思えない。ゆっくりと少しづつシステムは変わって行く。そしてその都度それなりの議論は起きる訳ですから、常日頃から自分の意見と主張をし続ける事が大事なのではないでしょうか。
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