町中がX’masだったり、イブが一番盛り上がっていたり、
日本にいる頃はあまり不思議に思っていませんでしたが、
海外に住んでから帰ってきてみると感慨深いです。
WikiによればX’masと表記するのは日本を含むアジア圏だけで
多くの英語圏ではChirstmasです。
[日本のオリジナルクリスマスポイント]
*クリスマスにケーキは食べません
日本ではイチゴのショートケーキが一般的ですが、アメリカではパイやパンプキンプディング、フランスだとブッシュドノエルですかね。
*クリスマスは家族と祝う
恋人セックスをする日ではありません。家族と厳かに祝うのが基本です。
ノリは日本の元旦が一番近いと思います。で、26日から旅行へ行って大晦日(New Years Eve)にはキスをする。で、2日からはがっつりと平常業務です。そのため12/26から1/1のホテルは値段も高いですし、連泊でないと予約を受け付け てくれない所も多いです。
*祝うのは24日ではなく、25日
アメリカでのクリスマスは25日。その日は家で過ごしプレゼントをあけるのも25日です。これは諸説あって。25の早朝に産まれているので24の夜が正しいという説もあるようです。 ぶっちゃけどっちでもいいですが...
*サンタ・クロースはいくつもプレゼントをくれる
一つではなく複数個。親兄弟親戚等からもあげ合うのでプレゼントだらけになります。ユダヤ教のハヌカーなんて期間中に毎日もらいます(伝統的ではないと反対 する人もいます)。実際にアメリカでは11月の感謝祭から12月の売り上げだけで一年間の売り上げの6割をあげると言われており、超巨大消費祭です。まさにお店にとってもクリスマス様様です。
*クリスマスにチキンは食べない
ターキー(七面鳥)の丸焼きかローストビーフ/ポークが一般的です。単純にターキーは大きいので日本のオーブンには入らないからというのが理由のような気もし ます。骨付きもも肉が一般的なのもサイズの問題かと...。丸焼きできるオーブンなんて昔はほとんどの家にはなかったですよね。
そもそも言うまでもなくクリスマスはキリスト教のお祭りです。
私が青春時代はまさにバブル華やかなりし頃、クリスマスと言えば恋人と高級ホテルでケーキを食べるみたいなことが普通でした。かなりトーンダウンしたようではありますが基本的には不景気の今も変わりはないようです。
私の父はそう言うことにうるさかったので、影響を受けてしたり顔で
「クリスマスなんてキリスト教徒でもないのに祝っちゃ行けないんだぜぇ」
なんて言って顔をしかめられたものです。(特に女子から)
日本と違って宗教ごとに敏感なアメリカではそもそも都市部ではメリークリスマスですら
言うのがはばかられる場合が多いです。そのため祭日の集中する11月の感謝祭あたりから12月と新年まではHappy Holidaysという挨拶が飛び交います。Holiday Seasonと呼ばれるくらいに行事毎が多いです。
かの有名なWe wish you a Merry Christmas
(クリスマスおめでとう)も学校では
下のように歌詞を変えて歌います。
We wish you a Merry Kwanzaa;
We wish you a Merry Hanukkah;
We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year.
Good tidings we bring to you and your kin;
Good tidings for Holidays and a Happy New Year.
Kwanzaaはアフリカ系アメリカ人、Hanukkahはユダヤ人、
そしてChristmasはキリスト教と言う訳です。
特定宗教を学校が賛美する訳には行かないという訳で
Happy Holidaysとならんで公立学校では一般的です。
私個人の意見としては宗教的背景をふまえた上で楽しい行事として過ごす、
特に子供達にとっては夢のあるものとして参加していくのはいいことだと思っています。
ただ恋人云々はどうなんでしょう。広告代理店のマーケティングの勝利なんでしょうかね。
大人になってまで”恋人の日”的なことにこだわるのもどうなんだろうとは思います。
そう意味ではすでにバレンタインがある訳ですしね...。
今回のブログは子供向け”おかわりだいすき”サイトの紹介ブログ、
”おかわりだいすき”の中の人達”で書いてたものをこの度加筆修正致しました。
Happy Holidays!
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