2012年1月29日日曜日

そもそもどんな国になりたいの?


おそらく世界で最も豊かだと思われている米国の子供で45人に1人がホームレスらしい。もはや格差社会なんてもんではなく、中世の王様や貴族と貧民ぐらいの差がある。世襲制ではなくチャンスは平等といっても底辺の底上げは必要...*ow.ly/8JMsU

私が15年も住んで大好きな国アメリカでこのニュースはかなりショックです。でも住んだからこそわかるが、競争原理が働いてのびのびとした良いシステムがある反面、こういう問題は沢山ある。
行き過ぎた自由競争社会が結果として固定化した身分差を作り出してしまったようにも見えます。建前としてはこれらのホームレスからも王様は生まれるんですけどね...


現代社会(先進国に限るが)では衣はそんなに難しくないから教食住の保証が最低限なされた上で自由な競争がなされるようになって行けばいいと思う。そういう意味では日本はよくやっている。特に底辺への福祉は医療も含め世界的にみれば充実している。むしろ固定化された雇用システムを始めとした競争の方が問題だと思う。問題はたしかに山積みだが、、、

イチロー選手や本田選手の作文にあっていまの日本にないものは、将来どういうふうになりたいかと言うビジョン。これからも高度成長再びとばかりに経済の拡張を求め続けるのか、成熟社会らしくエコを追い求めて行くのか、目標を決めれば必要な道筋は見えてくる。

いまこそそもそも論に帰りましょう。
”日本はそもそもどんな国になりたいの?”

これこそが政治家がやるべき事。個別の問題への対応は官僚へ指示を出すだけで良い。

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