2012年1月17日火曜日

ボケの始まり

 よく最近めっきり忘れ物が多くてとか、物忘れが酷くなったとかわりと若めの段階からみなさん良く口にされますが、どうやら自虐ネタではないことが実証されてしまいました。


認知能力の低下は45歳から現れる、英仏研究 AFPBB News  via @afpbbcom

 CESPのアルチャナー・シン・マヌー(Archana Singh-Manoux)氏が率いた研究チームはこの論文で、「認知力の低下は中年からすでに明白に現れる」と述べた。この研究で中年は45~49歳と定義された。(AFPBB News


  私自身は子供の頃からとんでもないほどの物忘れ王でした。現在でもそれは続いており、とにかく一回で家を出れない。必ず持っていくものなんて、携帯電話、鍵、財布、定期、鞄くらいしかないのに、良く忘れる。とくに携帯と定期は年中です。だが、これらをどこかにおいてくるというのは不思議と余りない。


 小学校三年生の時の担任T先生は超スパルタで忘れ物をするとビンタに加えて”忘れ物をしません”と原稿用紙一面に書かせるのでした。ある時それでも忘れ物をする人がいる(主に私)ので授業をすべて取りやめ、クラス全員に一日中原稿用紙に”忘れ物をしません”と書かせました。今ではほとんど虐待とも言えるようなこの苦行の翌日、私はたて笛を忘れました。その時T先生はビンタをしないで何ともいえない悲しい顔をされたのでした。その顔は子供心にとても印象的でいまでも忘れません。でもいまでも忘れ物はします。トラウマに残るくらいの強烈な印象をあたえても直らない、まさに教育の限界ですね。

 先日当時の同級生と会いました。同じ班だった彼女は私が忘れるのはお前のせいだと言われ前日に電話をするように言われていたそうです。親ではなく本人に伝えるように指導されていたようなのですが、早めに掛ければ遊びに行っていていないし、遅ければ寝てる。ちゃんと持ってくるかドキドキした夜もあったようです。まさか私の忘れ物癖が他人様にそのような迷惑をかけていた事を30年以上を経て知りました。もしかしたら知らないところでもいろいろと迷惑をかけていたのかもしれません。改めてごめんなさい。

 こう書いてくるとT先生はなんだかとっても嫌な先生のようですが、良くビンタもするしかなり厳しい先生でもありましたが、毎朝生徒と一緒に走ったり、突然授業を中止してハイキングに行ったり、写真を膨大に撮ってくれていたり、不思議と嫌な思い出は余りないです。むしろ愛されていた先生でした。今となってはそんな先生は存在すら許されないでしょうから本当に良い思い出です。

 冒頭の記事とは余り関係のない話しになっちゃいましたね。。。

 ちなみに
この忘れ物癖ですが、実は我が品川家のほぼ全員共通しています。

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