2011年12月30日金曜日

銀行で日本社会の不条理について考えた

 本日、銀行にて海外送金の手続きをしてきました。
 ところがゴム印を忘れたのですべて手書き!上書き直しがダメらしく、何度も書き直すハメになってしまいました、、、。



 私が書いている所を行員がジーッと見てるので居残り勉強させられているノビタの気分。よけい緊張するんですよね。


 しかも最後の最後で株)ではなくて、株式会社と書いてくれと言われる。(株)と書くことによって生じる不利益および問題点を140字以内で説明してみろと若造の行員を小一時間ほど問いつめたくなっちゃいました。


 そこからがまたすごい。私は先方の銀行のインフォメーションをIpadに入れて、それを見ながら記入していたのですが、なんとそのハードコピーが必要だという。


 すでに彼は私のIpadからすべてをメモりさらに私の記入した物と照らし合わせ(指差し+読み上げ)もしたのだ。


 なぜかと聞くとスペルミスがないか確認するためだという。


 おまえはどれだけ確認すれば気がするのだ?


 大体そのデーター自体をオレが作っているんだぞ!


 何か裏付けとなる物を添付することになっているらしい。


 君の素敵なメモがあるじゃないというと。


 お客様からのが必要だと言う。


 しかたなく、それならメールしましょうかというとファックスしかないと言う。もうなんだか...。ちょっと悲しくなってきた...。


 この一連の流れに多くの日本人は疑問をもたないのだろうか?行員の彼自身は純粋に忠実に仕事を全うしているだけで悪気はまったくないでしょう。会社での評価も堅実仕事ぶりが評価されているかもしれない。でも彼の行為が全て肯定されているということにこそ、日本の問題があるような気もするんですよね。


 結局たかだか二つの海外送金をするにに、約一時間ほどかかってしまった。こういう作業を簡素化して、余った人間が他の新しい事を考えるようにしていくのが人類の進歩だと思うんだけど。必要のない作業をやらせる事で失業率を下げていこうというのであれば共産主義だ。実際日本は新卒採用時決定型カースト制度みたいなもんだからな。今の先進国を見渡せばよくわかると思うが共産主義か資本主義かという壮大な実験の結果は資本主義の圧勝なんだ。たまたま経済が停滞したからって合理化を停めちゃダメだ。


 なんてえらそうに講釈をたれた所で、そもそもゴム印を忘れたお前がいけないってことになるのが日本の社会なんだろうな。日本の大人社会に適合する自信がなくなってきたよ。




 しかも最後に手数料と収入印紙代まで取られました。ちなみに収入印紙はれっきとした税金です。


”収入印紙(しゅうにゅういんし)とは、国庫収入となる租税・手数料その他の収納金の徴収のために、財務省が発行する証票である。日本においては略して印紙と呼ばれる場合が多い。” wiki

0 件のコメント:

コメントを投稿