2012年7月16日月曜日

後ろに立つな! さいとう・たかお先生

”ゴルゴという役柄は荒唐無稽でしょ。
だからなるべく周りをリアルに固めたい。

シチュエーションだったり、配役だったり。”

さいとう・たかお先生みずからのお言葉です。

昨年フランスのケーブルテレビの日本の漫画事情を取材という
仕事を私の友人がやっておりました。彼はマンガに詳しくないので、
あれこれと相談にのりました。私のリイド社の知人を通じて
さいとう・たかお先生のインタビューの許可を頂く事が出来ました。

私としてはつないだけなのですが、どうしても先生にお会いしたく、
取材陣に同道させていただきました。
結局、日本のマンガオタクが編集部と先生を訪問という形式になり、
ちゃっかりそこでも出演しちゃってます。

そこでのお話しはそれはそれは刺激的なものでした。

長く続いている理由を先生はこのように語られました。
善悪の概念とは時代と共に変わるものだから
信念で動いているゴルゴは長く愛され続ける。

ゴルゴの人柄を評して、
狙撃で人を殺した後に足元のありはよける。
仕事では人も殺すが理由がなければありも殺さない。


これってなにかに似ていると思ったらワンピースのルフィーなんですよね。
必要がなければ戦わない。

自分の目標とか信念がまずあって、それを達成するための力。
力自慢、力比べばかりやっているのはボス猿を決めるためには
有効かもしれませんが、猿山から飛び出す事は出来ないですよね。

今っていうか、もしかしたら昔からそうなのかもしれませんが、
強くなるのはあくまで生存競争を勝ち抜くための手段であったはず。
だが、往々にして人は手段が目的化してしまう。
例えば英語。英語というのはあくまでも言語という一つのツールである。
そのツールがあれば就職の間口が広がり、より良い企業に勤められる
可能性が広がる。でも英語がしゃべれるだけで良いとこに入れるなら
英語圏の高校生はみんな入れてしまう。
やはり元となるビジネス能力というのは必要な訳でその上での英語力。
サッカー選手が足が速いと有利だからといって走るトレーニングばかりで
ボールをける練習しなくて上達するでしょうか?
さらにはドリブルのみならずパスやシュートなども必要になってくるわけです。



たった一時間で、しかも私はコーディネートをしただけなので
インタビュアーではなかったのが非常に残念でしたが、
やっぱり一時代を築いた人の迫力はとっても刺激になりました。


実はこの番組には私も日本のマンガオタクとしてインタビューされています。
いちマンガオタクとしてちゃっかり出演しています。
弟のコレクションをさも自分のであるかのように自慢をしておきました。




ゴルゴ情報
現在、『ゴルゴ13』の実写映画化に向けて、フィロソフィア株式会社の仲介により、米国Davis Films社と映画化権オプション契約を締結したそうです。映画『クライング・フリーマン』『バイオハザード』『サイレントヒル』などで有名なサミュエル・ハディダがプロデュース予定!ハリウッド版のゴルゴが楽しみですね!!
「ゴルゴ13」海外で実写化!映画化へ向けて本格始動!
 via @cinematoday 9/12/2012


ゴルゴな日々(個人的体験談)

その一:Cafeで時間調整中。隣の初老紳士二人がipadをで写真をめくりながら、漏れ聞こえる単語がCIA、殺した、世界中で、人物、探せとか。しかもしゃべってる方には中国っぽい訛りあり。もー耳ダンボ。ひょっとしてゴルゴな展開⁇っと思う間もなく出て行った。とりあえず尾行 (2/17/2012)

その二:スイスへの送金終了。何かいつもより興奮している俺がいる。
「入金を確認したら依頼を実行してくれ!」
(6/8/2012)


*スイスってユーロじゃないんですよね...

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