「黒幕などいない、あるのは空気だけさ」
がとても素晴らしいです。
”くき(6)アリの群れを見ればわかるように、個体レベルではそれほどの認知、理解、知性がないのに、集団としては
高度の知性を示すという事例がある。「陰謀史観」の正体はこれであって、本当の敵を見誤ってはいけない。本当の敵は、「場」というものの持つ不思議な作用
にあるのだ。”(茂木健一郎さん)
最近感じていたことが本当にすっきりした。”ありの群れ”かなるほど。大量の善良な市民達なだけに根が深い。本当に”場の持つ空気”は怖いと感じている今日この頃です。
そして最近の研究では日本を愚かな太平洋な戦争に向かわせたのも、
悪意を持った軍部でも愚かな政治家でもなく、善良な市民がもつ無言の圧力だった事がわかりつつあります。
”くき(8)日本の現状は憂うべきだし、できれば改革をした方がいい。その時の敵は、密室でうごめいている黒幕などではなく、むしろ一人ひとりは善良で、ご く平凡な人たちを「同化圧力」でアリの群れにする「空気」の方である。いかに空気を変化させるか。ここに変革への処方箋がある。”(茂木健一郎さん)
誰かを特定の悪者にする事で○○さえいなければ全部解決みたいな思考は、
どう考えても危険だと思う。一発解決の秘策なんてない、
そして同じようにヒーロを待ち望む事も愚かなことである。
みんなが地道に問題に向きあって解決していくしかないのだと思う。
”くき(9)一人ひとりがプリンシプルに基づいて自律的に行動すれば、空気などには負けない。だから、日本への処方箋として最も有効なのは、福澤諭吉の「独 立自尊」だと考える。「やらせメール」の指示が来ても、社員が自分の良心に照らして、正しいと思った行動をとればいいのだ。(茂木健一郎さん)”
本当に個々が考えなければいけないこと。
陰謀論は答えに見えるので思考停止に陥ってしまう。
ある種の宗教と一緒である。
答えなんかない、考えつづけ、行動し続けるしかない、more betterを求めて。
”真の政治家がいないだの正しく政府を糾弾するマスコミがいないだのとおっしゃる方達が、民の心を理解する熱い憂国の志を持つ坂本龍馬のような明治維新のヒーロー達がこつ然と現れて日本を良くしてくれると思っているとしたら、まるで白馬の王子様を待ちこがれる乙女のようですね。”(以前のつぶやき)
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