2012年10月10日水曜日

山中教授ノーベル賞受賞に関する私的まとめ

iPS細胞の山中氏らにノーベル賞 再生医療実現に道
山中伸弥教授、日本から19人目のノーベル賞受賞者となります(米国籍の南部陽一郎さんを含む)。医学生理学賞は、1987年の利根川進さんに次ぎ2人目。ノーベル賞の公式サイトを見ると山中氏なかなかハンサムです。共同受賞のガードン教授がバックトゥーザフューチャーのドクっぽいので余計にwww
Nobel Prize

フルマラソン完走までニュースになっている。聞く事によれば最近では完走は履歴書にも書けるらしいです。精神的にも強いと判断されるとか...
私だって完走経験ありです。ドンッ!

不思議なのは山中さんがJustGivingを使ってフルマラソンで一千万円集めた話しをどのメディアも”ネットで呼びかけ”って言い方をしてるんだけど、寄付集めサイトだからビビってんのか。2001年から10年で980億も集めた英国の団体なんですが。



Just Giving

以前のインタビュー記事ですが、内容が素晴らしいです。
「研究者を“憧れの職業”に」ノーベル賞山中伸弥・京都大学教授

山中:日本人の技術者は、間違いなく世界一です。器用さ、勤勉さ、創意工夫、チームで取り組む力など、研究者として重要な素養を備えている。現在は米国にも研究室を構えているのですが、日本人は素晴らしいと痛感しています。

知財に関する専門知識を研究者が持つのは不可能に近い。知財の専門家を大学で抱えるべきです。
 

良い技術が出てきた時に、実用化まで持っていくには、知財の専門知識があり、厚生労働省などの規制当局と早期から交渉できる人材が必要です。日本の大学の研究者が良い論文を発表しても、事業としての成果は米国企業に取られかねません。
(本文より抜粋)


本当にすごい人だな。こういう考えの方が表に出てくると少しは流れが変わるかも


山中氏ノーベル賞:新技術開発にも波及 国も集中的に投資
 iPS細胞研究は、世界をリードできる有望な分野と政府も位置づける。今夏まとめた日本再生戦略では、集中的に支援することを明記し、iPS細胞を含む再生医療分野を新産業の柱に育てる目標を掲げた。
 国の予算はここ2年、毎年100億円以上計上している。中でも大きな研究の枠組みが、文部科学省と厚生 労働省が進める「再生医療の実現化プロジェクト」だ。京都大を筆頭に、慶応大、東京大、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの4機関を拠点とし、 iPS細胞の活用に必要な研究や技術開発を進めている。

国が支援。良い事だとは思いますが、医学の進歩は慎重に...。国が投資をし始めた同時にノーベル賞。だからといって研究者が国ばかりを見ていて言い訳がない。そう言う意味でも上記の山中氏のお話しは貴重です。

昨夜、お話した方が医療の現場応用技術でわずか10年でノーベル賞ってちょっと怖くないですかと...たしかに2年前に政府の支援がついて直後に受 賞。裏があったらちょっと怖い。逆に言えば臨床試験はわずか10年しかしてない訳ですから。ま、ちょっとどのような類いの技術か門外漢の私にはその辺のこ とはあまりよくわかりませんが...
何れにしても一番驚いてるのは本人ご自身かもしれませんね。


まじで?
RT @ken_mollusk: 【iPS細胞という名前】iPS は「Induced pluripotent stem cells」の略だが、「i」の字が小文字なのは「iPod」から。山中教授の「iPod のように普及して欲しい」という思いが込められている。

これの裏が取れない。本当だったらすごすぎる。


受賞の報道から反日でNHK公式ツイッターTimeLineの半分以上山中氏ネタになっています。。ここまで盛り上がった時のマスコミの返しは怖い。研究 そのものの尊さは個人の人格はもちろんあらゆる過去の行動とは関係ない。マスコミや大衆はそれをすぐに忘れる(確信犯的に)...マジで心配...。

今年のノーベル文学賞、賭け屋では村上春樹氏が最有力
発表は明日11日です。




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