2014年3月2日日曜日

ビットコイン関連ー私的まとめ2

僕は経済の専門家でもなんでもなく、ネットで拾った聞きかじり学問ですが、
ビットコインに関して色々と錯綜した意見を聞き、
更には麻生さんまでもがどうやらちゃんと理解してないようなので
自分なりにやってみます。

間違っていたらご指摘をよろしくお願いします。

そもそもお金とは私とあなたが「この紙は一万円です」と同意した事で成り立っています。でもすべての人を信頼するわけにはいきません。そこでこの紙は一万円だよと赤の他人同士とのやりとりでも保証をしてくれるのが通常では国です。例えば日本円は日本政府がこの一万円札は日本国内で使用する場合に他の一万円の価値のものと交換できることを保証しています。US$ならアメリカ、人民元なら中国。
(*厳密には中央銀行とか政府紙幣とかややこしい話もありますが、
とりあえずいまはそこを省きます)

カジノで流通しているチップを想像してもらえるとわかりやすいです。この場合はカジノがそのチップを発行して価値を保証しています。


現在世界で複数国間の決済に使用されているお金は基本的には$と€と¥の三つしかありません。つまりそれ以外の通貨は信用されていないのです。これは保証する国家の信頼度によります。カジノがつぶれたらそのチップが使えないのと一緒で国が破産すればその通貨はおかしな事になるからです。有名なのはソ連崩壊時のルーブルなど。日本も戦争終了時に¥は急落しました。

で、ビットコインはだれも保証していません。つまり胴元がいません。総発行量だけが決められていて、価値そのものは交換する人同士で決めています。実際取引所ごとに値段も違います。

リーマンやら何やらを経る前からそういった国家が保証する通貨への不信感を持つ人々というのは沢山います。そういった人たちは自分の資産を守るためもしくは増やすためにお金以外、金、宝石、さらには株、土地などに換えて持っていました。つまりビットコインは新たな資産運用手段だったという訳です。

例えば金だってみんなが石ころだと思えば石ころなんです。更に世界のどこかでとんでもない金脈がみつかってそれこそ石ころ並みに存在するようになる可能性もゼロではない。お金も国家が発行しまくれば価値は相対的にさがります。有名なのはジンバブエのインフレ率3000%(モノの値段が3000倍!)。ところがビットコインはシステム上総発行量が決めれているのでその可能性が基本的にはない。そしてそのシステムを信じる人がそれを買う訳です。

ビットコインの成立の経緯は、

*サトシナカモトを名乗る人間がシステムとルールを公開
*世界中の有志がプログラムを補完して完成
*正体不明のサトシナカモトと完成に至った経緯には
国や特定機関の関連が全くみえない。

だからすばらしいと思うか、、、だからうさんくさいと思うか、、、


で、今回のマウントゴックスですが、
私の理解は

銀行(マウントゴックス)に銀行強盗(ハッカー)がはいり
貸金庫の中の現金(ビットコイン)が何者かに奪われたと解釈しています。
奪われた額が多すぎてその銀行(マウントゴックス)は
補填ができないから民事再生します。

ということでないかと、、、

実際マウントゴックス以外にも取引所は多数存在します。

現金そのものの存在には問題がない。でもそんなに管理が難しいんじゃ価値がないと思う人がいてビットコインの価格は急落しています。でも他の銀行/取引所がもっと凄いセキュリテーを謳い、安全です、を連呼して、それを人々が信ずれば価値は戻ります。

実際そうなると思います。
というわけではいままさに買いですw。
(売買は個人の判断、自己責任でお願いします)

では、ビットコインは取り締まれるのか?
多分無理。なぜなら胴元がいないし、一種の共同幻想なのでおそらく不可能だと思います。ビットコインをあつかう取引所を運営する事自体を世界全体で取り締まれば可能ではありますが、厳密無理でしょう。さらには個人同士のやり取りまでは取り締まれませんからね、、、

円天と比べる人も多いですが、胴元がいなく価値そのものをだれも保証していないというところがやはり大きく違います。発行人とは関係なく小学生間で売り買いが白熱したビックリマンチョコの方が例えとしてはわかりやすいかも、、、


まとめ:

*ビットコインはなくなっていない
*円天とはすこし違う
*ビックリマンチョコは意外と美味しい。
*マウントゴックスを嫌いになっても
ビットコインは嫌いにならないでください!(棒読み)


参照:
コトバンク:知恵蔵の解説
ビットコイン
2100万BTC以上は創出できないように設計されている。当初は、IT(情報技術)の専門家やマニアが集う一部のネット空間で利用されていたが、次第に大手事業者が決済に採用するようになり、11~12年にかけて顕在化したキプロス金融危機の際には、「金」に近い安定した通貨として注目が集まった。


ビットコインと交換所に関する基礎知識
(議論や取材の前提として最低限の正しい理解が得られるように書きました) 
Q. ビットコインの交換所とはなにか?
ビットコインと、USDやJPYを交換する取引所である。JPY/USDであれば、これは為替証拠金取引(FX)というかたちで、多くの業者がオンラインでトレードサービスを提供している。基本的に、これと一緒である。ただし通貨はビットコインである。



ビットコインと円天の違いを本当にザックリと



ビットコイン「破綻すると思っていた」 
麻生財務金融相 - 朝日新聞デジタル (http://www.asahi.com)

仮想通貨
ビットコインの取引所大手「Mt・Gox」(マウント・ゴックス、東京)で取引が停止している問題について「こんなものは長く続かないと思っていた。どこかで破綻(はたん)すると思っていた」と述べた。そのうえで、仮想通貨に対する対応策を関係省庁で検討する考えを示した。  麻生氏はビットコインについて「通貨として誰もが認めているわけではない。所管もよくわからない」と話した。



ビットコイン関連ー私的まとめ

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