2012年2月12日日曜日

気になる本:東浩紀氏 『一般意志2.0』

まだ、読んでないけど気になるというか個人的に読まなきゃなと思ってしまった本。


最近なにかと話題な東浩紀氏。
一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル



とりあえずブロゴスのインタビューが秀逸です。

「一般意志2.0」が橋下市長の“独裁”を止める?―現代思想家、東浩紀インタビュー




彼の主張の骨子は以下が全てだと思う。


人々は政治家というものに対して、勘違いをしているんじゃないかと思っています。政治家というのは、基本的に民衆の空気を読む人たちです。みんな、政治家がわけのわからない勝手なことをやっていると批判しますが、それは政治家が空気を読めなくなっているということを意味するにすぎない。

もちろん、中には特殊な信念に基づいて政治家をやっている方もいる。でもそれは少数で、多くの政治家は民意を実現したいと思っている。しかし、現代社会では彼らにも民意は見えない。だから独裁などと言われる。それならば、民意を作る新しい装置をつくればいい。選挙とは別に、常にオンラインで機能していて、行政や立法の場に緩やかな形で介入できる何らかの制度を整える。
(Blogosインタビューより抜粋)


で、新しい装置がニコニコやツイッターに代表されるSNSってだけなんですよね。

なのに「反橋下!」、「無秩序なネットに任せようとしている」、「議論(熟議)を否定している」とか言われちゃう。普段の言動をみてれば違うのわかると思うんですけどね。




つまり、自分の得意分野だけで批判をしてきて、そもそも僕の主張がどこから始まっているかということをまったく考慮していない。ネット的な読み方といえばそのとおりですが、ちょっとガッカリしたところはありますね。(Blogosインタビューより抜粋)




基本的には誤解されやすい。おしゃってることはわりと明快なんですけど、こういう概念ってなかなか理解されにくい。物事を全体的にとらえることが苦手というよりも結論ありきな人がおおいんでしょうね。

このインタビューを読むとすっかり読んだ気になってしまいますが、これだけで論評を書いて池田信夫氏にたしなめられていた方がおりましたので、ちゃんと読んでみる事にします。

なぜ、「東浩紀」は理解されないのか  青木勇気


ひょっとしたら本だと誤解しやすい記述なのかもしれないですからね。確認!確認!!





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