2012年2月4日土曜日

人気ブロガーの本

最近せっかくアマゾンアソシエイトを始めたのでめざとく読んだ本の紹介何ぞをやってみます。

昨年暮れのほぼ同時期に人気ブロガーの2人が本を出しました。両氏のブログの個人的な大ファンであるのでとりあえず購入してみました。


まずは1人目。辛口のコメントで藤沢節ともいえる論調で経済を語ります。

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

藤沢数希

日本が抱える経済的な問題点を非常にわかりやすく説明していてとても面白いです。紹介欄に
ユーロ危機、中国のバブル、アメリカ国債問題、デフレ経済…すべてがつながり理解できる、これまでにない経済の入門書。”
とある通り、かなり知ったかぶれます。飲み屋の政治談義でグロバール時代についてかるく講釈たれるぐらいは出来ると思います。
 基本的には小さい政府を推奨しており市場に決めさせようと言う主旨に、私自身もとても賛同しています。その方が結果的には多様性のある社会が実現できると思うからです。とはいえそれをかなりの形で実践しているアメリカの現状がうまく機能していないのを見るとほどほどの中間点を模索して行く必要があるのかな感じたりもしています。


2人目は独特の視点と語り口で大人気ブロガー、自称おちゃらけ社会派。

自分のアタマで考えよう

Chikirin

どうやってモノを考えるかという思考方法についての本です。物事を多面的に見る、データーを読むとはどういう事か、などがとてもわかりやすく書かれています。情報の整理方法といっても良いでしょうか。’プロ野球の将来性”、”結論が出ない会議の秘密”、”就活で失敗しない方法”、”自殺の最大の原因”、”電気代の減らし方”などテーマの選び方もすごく上手いです。これを読んでから氏のブログを読むとなるほどなるほどなる事も多いです。


アマゾンアソシエイトを利用してご紹介させていただいておりますが、私自身は二冊とも六本木のABCで購入しました。元々はネットで買うつもりだったのですが、人気のブロガー書籍というコーナになっていたので、ついつい釣られて購入しちゃいました。本屋さんのマーケィングの勝利ですね。
先日、恵比寿の有隣堂へ行ったのですがここでも人気ブロガーシリーズとして並んでおいてありました。ちなみにこの本屋さんはつぶれて行く本屋があるのが信じられないくらいに混んでいます。イベントコーナや書籍の展示方法等随所に工夫が見られます。ぜひとも他の本屋さんにも見習ってほしい。店は混んでいるのにレジは混んでいないツタヤ代官山との違いが何かは興味深い所です。話しが横道にそれましたが、その数日後に再度有隣堂へ行ったらなんとチキリンさんだけのコーナーになっていました。この自分のアタマで考えようは各誌で特集が組まれたりと言ったこともあって実売も伸びてるんでしょうね。
藤沢さんの本はビジネス書的ですし、異論を持つ人も少なくないでしょう。それに比べ、こちらは思考論。いわゆる啓蒙書に近いので読者層が若干広いかなと。なんせ高校一年の姪っ子までファンですから、層の厚さは折り紙付きです。その辺の動向をすばやくキャッチして変えて行く攻めのディスプレイが有隣堂の強さでしょうね。


どちらも買って損はないお薦め本ですが、それなりに高額なので、いきなりはちょっとと思う方はまずはブログを読んでみるか、またはツイッターも面白いのでフォローしてみても良いかもしれません。




藤沢さんがチキリンさんを示唆したつぶやきが秀逸です。
後日付記


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