2012年2月5日日曜日

Facebook IPO関連まとめ

2/1付けで正式にIPO(新規株式公開)を申請したfacebookの調達予定額はなんと50億ドル。最近、大規模なIPOを実施した技術企業はGoogleで、調達額は19億ドルでした。http://ow.ly/8OWY5 
この写真はマークザッカバーグ本人からのシェアです。イイネが41214、シェアが3000弱。
”Stay Focused & Keep Shipping”




2/1に50億ドル(約3800億円)の資金調達を見込んで新規株式公開(IPO)を申請中のフェイスブック/マーク・ザッカーバーグ(CEO)が投資家向けに同社の5つの経営理念を発表しました。
- 影響力が重要(FOCUS ON IMPACT)
- 素早く動く(MOVE FAST)
- 大胆であれ(BE BOLD)
- オープンであれ(BE OPEN)
- 社会的価値を築く(BUILD SOCIAL VALUE)
AFPB:米「フェイスブック」五つの経営理念

ちなみにFacebookの株式時価総額は1000億ドル(約7兆6000億円)とも見込まれ、日本企業ではトヨタ自動車に次ぐ2位のNTTドコモ並みです。そしてなんとグーグルの五倍!よみうりオンライン:フェイスブック上場申請





AFPBの記事よりも詳細がCNet Japanに載っていました。

M・ザッカーバーグ氏が考えるFacebook--投資家向け書簡より



なかでももっとも響いたのはこの言葉。


”収益を生み出すサービスを作っているのではなく、より良いサービスを構築するために収益を得ているのだ”


かつて松下が持っていた良いものを一円でも安くという概念は徹底して顧客の側に立った哲学でした。これだけ優れたサービス業を展開している日本でなぜこれができないのか本当に不思議でしょうがないです。


”社内の壁には『完璧を目指すよりまずは実現しよう(Done is better than perfect)』という言葉が書かれており、常に出荷し続けることを意識するようにしている」とも述べている。”


これは上にある”Stay Focused &Keep Shipping”にまさに直結していますね。完璧にして出荷するスタイルの企業も当然あってしかるべきですが、ハードウエアではなくサービスを主体としているfacebookのような企業の場合、この概念はとっても重要だと思います。





全インターネット利用者の過半数が「Facebook」を使用 Japan Internet.com

米国 comScore は2012年2月1日、SNS「Facebook」の利用状況に関する調査結果を発表した。それによると、2011年12月時点で全世界のインターネット利用者のうち55.0%が Facebook にアクセスしていることが分かった。
2011年12月において利用率が最も高かったのは、中南米の84.1%。2007年12月には6.4%に過ぎず、急増した。また、北米(82.9%)と中東/アフリカ(81.1%)も利用率が高い。(本文より)



中国のみならずインドでも苦戦しているようです。アジアでがんばろうと指摘してるブログや評論は多かったですね。


売却益の関係から来年度の納税額が1300億~1600億円二も昇ると噂されているマークザッカバーグの給料は来年から一ドルにするそうです。97年から一ドルだったジョブスと同じですね。


2004年に学生向けで初めて2006年に一般公開。
そこからわずか6年で日本のトヨタ以外の企業を全てごぼう抜きです。10年後にあるかどうかはわからないとはいえやっぱりすごいですよね〜。しかも物質的には何も作っていない情報サービスのみですからね。



一世を風靡しつつSNS 過渡期の中で苦戦を強いられ消えて行った多くのIT企業を思い起こせば10年後のFacebookがとっても気になります。これからも目が離せませんね。


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