先日TPPについては賛成と書いておきながら
またもや迷走中。
”経済のブロック化は
経済学の見地からは愚策。
自由貿易こそが国民に富をもたらすのだ。”(2chより)
すべての国にたいして平等に開国をする事こそ真のグローバリズムでないかと。今回のTPPは狭い範囲では考えれば開国だとか言っているが、実際は一段階大きな枠組みの中に入るだけの”ブロック化”ではないかということです。究極の理想論とは全世界と例外なく共通のルールで貿易協定を結ぶべきではということなんでしょうね。国民国家主義も民族主義にも懐疑的な私としてはまさに信奉するべき考え方です。
でも現実論として国防的観点から孤立した状態でやっていく事は難しい訳で、どこかとは寄り添っていく必要が少なくとも現時点ではあるとも思う。米中に挟まれさらにはうしろにロシア、これらを相手に全てを個別に対応し完全独立路線を行くことは難しい。ある程度の親密国家というのが必要な訳で...。その親密度が問題になったりもしてるんですけどね。お友達なのか子分なのか?
まず再迷走のきっかけとなった一つ目のブログはこちらカフェグローブ内の浜矩子さんのブログです。とても判りやすく書かれているので普段から愛読させていただいているのですが、難しくても理想論でも誰かが言い続けなければ行けない事だという浜さんの主張にはハッとさせられました。以下少し抜粋しておきますが、是非リンク先で全文読んでみて下さい。
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vol.129 侃々諤々のTPP議論の荒野で、浜矩子は叫ぶ……
”TPPという得体のしれないものに引きずり込まれることが問題だ、という声はよく聞きますが、いかに中身がはっきりしていようと、あるいは日本として失うものが少なかろうと、原則としてこういう囲い込み的な貿易協定には日本はくみしないという立場をとるべきだと私は思うわけです。”
”有理か不利かという話、日本が失うものがどれだけあるのかないのか……そこばかりに注目するのは、言ってみれば「自分さえよければ」という考え方です。じゃあ、日本にとって得なら原則論的におかしいことでも受け入れるのか。こんな発想は飛び越えて手を結び合っていかないと、グローバル経済はまともになりたっていかない、この状況は非常にまずいと、それが私のポジションなのです。 ”
*抜粋:カフェグローブ内
日本が世界に誇るエコノミスト浜矩子のおかね(経済)の正体の話 より
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二つ目は文士・事物起源探求家松永英明の絵文禄ことのはです。
何度か読んだ事のある松永さんのブログでしたが、今回はキューレーターの
佐々木俊尚さんが同意されているので読んでみました。佐々木さんはいつも素晴らしいブログや記事を集めて紹介して下さっているのでツイッターをされている方はフォローをお勧めします。@sasakitoshinao
私自身は田原さん、古賀さんなど賛成派の方が多少はビジョンを持って話されている方が多いように思っていたのですが、松永さんのを読むとたしかにここまで突っ込んだ議論はされていないですね。売り込む部分なんて当たり前のように話されていると思っていましたが政治家達の議論ではほとんど出てきていません。
以下少し抜粋させていただきますが、図解も交え非常に明快に理論を展開されているので是非全文お読みください。
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文士・事物起源探求家松永英明の絵文禄ことのは
TPPに関する素人考え
”「TPPが開国だ」などというのは、たとえば司馬遼太郎ファンなどの明治維新近代化を盲目的に崇拝する人たちに感情的にアピールするだけの印象操作の言葉 遣いであって、その開国によって具体的に何がどう変わり、どのような社会になるのか、その中で日本はどうなるのか、というヴィジョンを示し、そうでない未 来と比較して何がよくなり何が悪くなるのかということをしっかりと示す必要がある。”
”いずれにせよ、TPP議論でよく見られるような「賛成するのはバカ」「知らないから反対するんだ」といった罵倒論ではなく、きちんとメリット・デメリットと将来の展望と「どう変わっていくべきなのか」の理念をもった上での議論が必要だと思う。”
抜粋:文士・事物起源探求家松永英明の絵文禄ことのは
TPPに関する素人考え より
********************************************************************* ちなみに日本が国交を開いて領事館や大使館をおいている数は世界で最も多いらしいです。(裏取りしてません) 第二次大戦の経済封鎖の経験からオイル等は 値段に関係なくほとんど全ての産油国から仕入れているそうです。アメリカと仲が良いのに中東、中南米ともそこそこうまくやってるなんて日本くらいなもんで す。問題となっている米以外では平均関税率も世界的には非常に低い。そういう意味では上記の理想論に近いところにいるのも事実なんですよね。
さて、いったんは先送りにされたTPPですが、今後はどうして行くのがいいんでしょうね。
私としては賛成するのであれば、
松永さんも指摘されてるように、攻めの交渉を行ってほしい。メリットのある部分を強調し、日本ルールをも主張。実際それが全体の利益につながる場合もあるのですから。
反対するのであれば、 ブロック化には反対。全ての国との交渉テーブルにつく用意がありますと宣言してほしい。これはイバラの道ですね。世界を相手にそこまでの外交術があるのか?一歩間違えば孤立化一直線ですから。。。
戦略的に考えればすこしづつ枠組みを大きくしていずれは世界全体に広げていくとうのが
妥当な気もします。後世の教科書では村間>都市間>国家間>同盟陣営間>世界みたいに書かれるように。
意見がころころかわる素人の戯言です。。。
またもや迷走中。
”経済のブロック化は
経済学の見地からは愚策。
自由貿易こそが国民に富をもたらすのだ。”(2chより)
すべての国にたいして平等に開国をする事こそ真のグローバリズムでないかと。今回のTPPは狭い範囲では考えれば開国だとか言っているが、実際は一段階大きな枠組みの中に入るだけの”ブロック化”ではないかということです。究極の理想論とは全世界と例外なく共通のルールで貿易協定を結ぶべきではということなんでしょうね。国民国家主義も民族主義にも懐疑的な私としてはまさに信奉するべき考え方です。
でも現実論として国防的観点から孤立した状態でやっていく事は難しい訳で、どこかとは寄り添っていく必要が少なくとも現時点ではあるとも思う。米中に挟まれさらにはうしろにロシア、これらを相手に全てを個別に対応し完全独立路線を行くことは難しい。ある程度の親密国家というのが必要な訳で...。その親密度が問題になったりもしてるんですけどね。お友達なのか子分なのか?
まず再迷走のきっかけとなった一つ目のブログはこちらカフェグローブ内の浜矩子さんのブログです。とても判りやすく書かれているので普段から愛読させていただいているのですが、難しくても理想論でも誰かが言い続けなければ行けない事だという浜さんの主張にはハッとさせられました。以下少し抜粋しておきますが、是非リンク先で全文読んでみて下さい。
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vol.129 侃々諤々のTPP議論の荒野で、浜矩子は叫ぶ……
”TPPという得体のしれないものに引きずり込まれることが問題だ、という声はよく聞きますが、いかに中身がはっきりしていようと、あるいは日本として失うものが少なかろうと、原則としてこういう囲い込み的な貿易協定には日本はくみしないという立場をとるべきだと私は思うわけです。”
”有理か不利かという話、日本が失うものがどれだけあるのかないのか……そこばかりに注目するのは、言ってみれば「自分さえよければ」という考え方です。じゃあ、日本にとって得なら原則論的におかしいことでも受け入れるのか。こんな発想は飛び越えて手を結び合っていかないと、グローバル経済はまともになりたっていかない、この状況は非常にまずいと、それが私のポジションなのです。 ”
*抜粋:カフェグローブ内
日本が世界に誇るエコノミスト浜矩子のおかね(経済)の正体の話 より
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二つ目は文士・事物起源探求家松永英明の絵文禄ことのはです。
何度か読んだ事のある松永さんのブログでしたが、今回はキューレーターの
佐々木俊尚さんが同意されているので読んでみました。佐々木さんはいつも素晴らしいブログや記事を集めて紹介して下さっているのでツイッターをされている方はフォローをお勧めします。@sasakitoshinao
私自身は田原さん、古賀さんなど賛成派の方が多少はビジョンを持って話されている方が多いように思っていたのですが、松永さんのを読むとたしかにここまで突っ込んだ議論はされていないですね。売り込む部分なんて当たり前のように話されていると思っていましたが政治家達の議論ではほとんど出てきていません。
以下少し抜粋させていただきますが、図解も交え非常に明快に理論を展開されているので是非全文お読みください。
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文士・事物起源探求家松永英明の絵文禄ことのは
TPPに関する素人考え
”「TPPが開国だ」などというのは、たとえば司馬遼太郎ファンなどの明治維新近代化を盲目的に崇拝する人たちに感情的にアピールするだけの印象操作の言葉 遣いであって、その開国によって具体的に何がどう変わり、どのような社会になるのか、その中で日本はどうなるのか、というヴィジョンを示し、そうでない未 来と比較して何がよくなり何が悪くなるのかということをしっかりと示す必要がある。”
”いずれにせよ、TPP議論でよく見られるような「賛成するのはバカ」「知らないから反対するんだ」といった罵倒論ではなく、きちんとメリット・デメリットと将来の展望と「どう変わっていくべきなのか」の理念をもった上での議論が必要だと思う。”
抜粋:文士・事物起源探求家松永英明の絵文禄ことのは
TPPに関する素人考え より
********************************************************************* ちなみに日本が国交を開いて領事館や大使館をおいている数は世界で最も多いらしいです。(裏取りしてません) 第二次大戦の経済封鎖の経験からオイル等は 値段に関係なくほとんど全ての産油国から仕入れているそうです。アメリカと仲が良いのに中東、中南米ともそこそこうまくやってるなんて日本くらいなもんで す。問題となっている米以外では平均関税率も世界的には非常に低い。そういう意味では上記の理想論に近いところにいるのも事実なんですよね。
さて、いったんは先送りにされたTPPですが、今後はどうして行くのがいいんでしょうね。
私としては賛成するのであれば、
松永さんも指摘されてるように、攻めの交渉を行ってほしい。メリットのある部分を強調し、日本ルールをも主張。実際それが全体の利益につながる場合もあるのですから。
反対するのであれば、 ブロック化には反対。全ての国との交渉テーブルにつく用意がありますと宣言してほしい。これはイバラの道ですね。世界を相手にそこまでの外交術があるのか?一歩間違えば孤立化一直線ですから。。。
戦略的に考えればすこしづつ枠組みを大きくしていずれは世界全体に広げていくとうのが
妥当な気もします。後世の教科書では村間>都市間>国家間>同盟陣営間>世界みたいに書かれるように。
意見がころころかわる素人の戯言です。。。
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